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十七音(侘助)

2012年12月 2日 (日曜日)

ふられても、 あのとき好きだと言えば良かった…… 11月下旬篇

11月27日(木)

▼冷え込んで電車一本の朝寝坊

こんなことを書いているのだから
寒かったのだろう。

▼北風や大河の海に出るところ

御在所連峰が白くなったという便りが
届いた朝だったかもしれない。

▼ふるえる風遮断機のキミも容赦無く

マフラーをしている人や
コートの襟を立てて歩いてゆく人が
目立つようになってきた。

11月28日(金)

さて、
ぼちぼちと年が暮れる準備をすることにしよう

▼月も凍る切ない夜が待ちどおし
▼ねえ君のメジャー9を僕にくれ

ねえ僕に「黄色いゾウ」を薦めたキミ
あれはサヨナラの手がかりだった
キミは僕の描くドラマの中では
永遠の天使ですね。

でも君は、ほんとうは
天使なんて似合わない人だと
そう思うの。

ふられても、
あのとき好きだと言えば良かった……

▼好きですと言っちゃいけない、月みてる

満月をみると、
また、
あの人に会いたくなる。

切ない夜が過ぎて行ったのだ。
この夜。

11月29日(木)

夕暮れに
駅をおりたら雨降り
電話して
お迎え頼む。

▼好きな人あきらめたころにひょっこりと
▼切り干しや母の形見とする前に
▼夕暮れに山茶花ひとつはにかんで

好きなんだけど、離れてるのさ ♪
そんな歌を突然
思い出して歌ってみる

▼南天よ霜の朝まであといく日

おやすみを届けることに
情熱を持っていたむかし
そんなころがあったなあ。

燃えてなければ
いい作品はできない。

11月30日(金)

▼侘助や忘年会に行きたいな

深夜に丸源ラーメンに行く。

ムスメが忘年会で
家に帰り着いてから
ラーメンを食べに行くという。

家族じゅうがみんなオヤジになる夜

丸源ラーメン

 

▼ラーメンが食べたし外は土砂降りで
▼夕闇に独り占めしたい君がいる

そんな回想、
いやいや、
ドラマを浮かべながら
ラーメンを啜る。

啜るという字には、
又が四つもある。

 

2012年2月 4日 (土曜日)

あの人は鬼を迎えに行ったまま 節分篇

1月28日(土)

 

一月の終わりが近づいている。

 

この月は一年の一番最初の月だということもあるし、
この寒い冬が少し終わってゆく一歩だとも思う。

 

▼月は消えさあ今キミを眠らせない
▼送らないメール私に欲しかった

 

寒い夜に、どこかの地で送らないメールを綴っては呑みこんでいる人がいるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

1月29日(日)

 

▼月明かり消えて香りを求めけり

 

ロウバイ
ロウバイ(29日)

 

 

 

1月30日(月)

 

 

▼春近し鬼の気合いで床を出る

 

寒い朝、月曜日。

 

 

好きですと、リンゴをかじって言ってみる

さようなら、僕の九月と君の九月

 

なんてのを書いたことがあるが、去り行く一月。
如月。

 

▼豆食おうひとつひとつを噛み砕こう

 

 

こどもの頃は、おやすみなんて誰にも言わなかった。心からおやすみと言えるようになるのは、自分が自分の力だけて生きているのではないということに気付いて、そのことが永遠の歴史のなかで受け継がれていることに深い意味があるのだと知った時からだ。

 

 

 

1月31日(火)

 

 

▼鬼のふりしたのがご縁でここに居る

 

▼鬼ごっこ好きなその子を追いかける

 

節分が近づく。
寒さもいっそう厳しく。

 

 

 

2月1日(水)

 

二月になったので、心なしか嬉しい。

 

▼海苔巻きをオカン生きてる間に一度

 

私の実家では海苔巻きは食べませんが、母はこの節分にどうするのだろう。
このごろはあられや豆をいることも少なくなったし、背中を丸くしてコタツに入り編み物をしているのだろうか。

 

▼キサラギと母が呟く井戸水のぬくたいけれどアカギレ深し

 

水は冷たいが、まろやかになっているはずだ。
井戸水を使う人だけにわかる。
人の感覚を失わずに生きていることは、無駄な長生きより素晴らしいと、このごろ思うようになった。

 

▼在宅と心に決めて床の中

 

お休みにして床にいるのだが、いつまでも入っていられるわけでもなく、起き出してコーヒーを飲む。

 

▼夏ミカンあなたと食べた四畳半

 

夏みかんの季節はいつなんでしょうね。

 

▼大根の味噌汁啜る休肝日
▼電話鳴るアタシもちょうどいい感じ

 

お刺身を贅沢に連日食べたので
少し質素に。
そのほうがお酒が少しで美味しい。

 

▼遠くからマスクの中の君を見る   (昔の拙句から)

 

マスクの人が多いですね。
人類は感染症に滅びる世紀が来るくらいの勢いですよ。

 

 

 

 

 

2月2日(木)

 

▼もつ鍋を食べたいとねだっても、納豆

 

寒い日が続くと
懐かしいお鍋を食べたくなる。

 

▼その花にボタン雪かぶってお別れ

 

静かに雪が舞うのを見ていると
あの日の雪が蘇る。

 

▼侘助に白き傘かぶせて鬼を待つ
▼ねえお願い好きと言わせて雪夜道

 

ドラマは、終わったのだが
余韻は雪のたびに戻るね。

 

 

 

2月3日(金)

 

▼節分や鬼も朝寝の雪化粧
▼泣き言を鬼に内緒で打ち明ける

 

そんなことを思いながら
冷たい風の吹く道を向かう。

 

卓球部の朝練にいく女子中生がケーキ屋の前で友だちを待っている。
寒いのに毎日偉い。

 

いつからか、「おはよう」と挨拶するようになったのだが。
とっても爽やかで可愛らしい子なんです。

 

ちょっと弱そうですが、卓球部がんばっているようです。

 

豆をもらう
豆をもらう

 

 

きょう、昼食をとったあとに、食堂でお豆をいただいた。
年齢の数だけ食べてね、とメールくれたのはYさん。
でも、その数ほどは入ってなかった。

 

▼あの人は鬼を迎えに行ったまま
▼今晩は海苔巻き食べて鬼を待つ
▼海苔巻きに鬼さんも巻いて食べてやる

 

鬼のことを考えると
人に言えないようなことも浮かぶ。

 

▼雪野原夢が弾けるような無限大

 

ツイッターが「鬼」で賑やかだ。
賑やかに身を置いていると落ち着く不思議。

 

鬼は外、福は内、
鬼さん寒かろ、中で呑も。

 

子どものころには豆まきを真剣にしました。
そして
明日の朝、式台にまかれた豆をそっと掃くのだ。

 

▼式台にひやり冷たく豆ひとつ
▼ヒイラギも凍える風に震えとる

 

▼立春の風、優しくなってくれるかな

 

2月4日(水)

 

▼節分にわたしにあいに来たひとり
▼あっち向いてホイそっちを向いたら鬼が居る

 

一夜明けて
鬼の余韻が響いてる

2012年1月14日 (土曜日)

あけましておめでとうございます ─ つぶやく十七音・年末年始篇

あけましておめでとうございます。

 

いつもと同じ時刻に寝て、いつもと同じ時刻に起きる。
そんな風に始まることがかけがえのない安心感です。

 

─ つぶやく十七音・年末年始篇

 

12月31日 大晦日 土

 

貴方も私も、
総理も孫さんも、
55回めの大晦日。

 

そんなわけで少しウキウキしていた。

 

いつものように朝から物干し。
どばっと干した洗濯物の当たる日差しが柔らかく優しい。

 

▼年忘れ、忘れたくないこともあろ

 

▼恩人や逝って今ごろ癖を知り

 

▼少しだけ我儘になったけど大人びて

 

いつもの年末年始のように
大晦日からおせちを食べる。
(なくなりそうな勢い)

 

こんぶ食べて髪の毛たくさん増えますように。
もう遅いか。

 

第九を聴こうと思ってラジオをつけたら
やってなくてショックを受けて。

 

寝床にはテレビは無いし、
早く寝ました大晦日。

 

悔しい。

 

1月1日 日曜日

 

新年明けましておめでとうございます。
いつもと同じ時刻に寝て、いつもと同じ時刻に起きる。
そんな風に始まることがかけがえのない安心感です。

 

第九ショックも少なく。

 

さて、
家族は仕事に行きましたので、私が洗濯干してこよう。

 

▼零れるの怖がらないで夢の中

 

初夢を見る晩は、みんな早寝のような気がする

 

1月2日 月曜日

 

しまった!初夢、忘れた!

 

夜半に時雨れたらしい。
フロントガラスが濡れている。

 

▼水玉が正月朝にツンと濡れ

 

1月3日 火曜日

 

▼寝正月ああ寝正月寝正月

 

寝正月には凧揚げない
トロも食べない
餅食わない
お雑煮食べない
酒飲まない

 

嘘つかない。

 

▼薔薇一輪、一輪神域さらに赤く

 

▼まだカーテン開かず静かな寝正月

 

♪もういくつ寝ると三連休~

 

1月4日 水曜日

 

おはようございます。
いつも通りに列車は来ました。
はじまり。

 

▼侘助や式台寒かろ淋しかろ

 

 

ラーメンをもろて嬉しいな。

ラーメンをもらいに行く

 

▼愛してる夢の中でも夢をみた
▼暗闇にふるえる星やその予感

 

1月5日 木曜日

 

おはようございます。
今日がごみの初日で休暇にしました。

 

(こら!が聞こえる気がする)

 

1月6日 金曜日

 

きょうは小寒です。

 

▼小寒の朝日に向かって家を出る
▼小寒や駆け出すキミの目は潤み

 

美味しい卵をもらった。何作る?

 

ということで、卵どんぶりをしました。

 

▼ありがとう、ふるえる指で時を手繰る

 

1月7日 土曜日

 

その人が毎朝コーヒーを飲むのか紅茶を飲むのかミルクを飲むのか、そういうことを私は一切知らなかった。ましてこういう飲み物に砂糖をいくつ入れるのかなどは想像もつかなかった。

 

そんな人の出てくる物語。
放置してますが。

 

▼七草や指にぬくたい井戸の水
▼洗濯物。干したおかげで手が冷たい
▼七草をするすらうとた母老いて

 

1月8日 日曜日

 

きようは、平安神宮に行って、
知恩院のほうへと、
お決まりのコースで
散歩をして来た。

 

別邸に泊まるということもありえたのだが、帰ってた。

 

1月9日 月曜日

 

テレビやラジオは成人式のニュースを繰り返している。

 

成人式ねぇ。

 

断崖絶壁のオーバーハングに立ち向かっているような状況だった進級試験を控えて、成人式どころか思いつきもしなかったあのころ。

 

お好み焼きを食べたいと言ったら、
キャベツが高いと言われた

 

▼オグラジオ、思わずトイレで聞き入りて

 

▼満月や恋も凍らせ砕かんせ
▼切ないと泣いて満月凍らんせ

 

古いモノは捨てて、明日の新しい何かを探しに。
早く眠って、出かけよう。楽しみ、明日。
早起きしょ!

 

1月10日 火曜日

 

▼テンションが朝から高いぞ女子高生

 

やかましいわ、静かにしろ。
と言いたいのだが、新学期が始まるから、話も溜まっているのだろうか。

 

お笑い番組に出てくるようなブス系の子だった。


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2011年1月19日 (水曜日)

キミの髪を粉雪まみれにしてみたい ─ 一月中旬篇

寒いね寒いねといいながら一月中旬が終わってゆく。

 

週末に人に会い行事に参加したりしていると、寒い冬が終わり、やがて花が咲く季節になるのでしょう。

 

寒さを憎んでみたり、ちょっと許してみたりしながら、冬を過ごす。

 

ウチの庭の山茶花。
刈り込みすぎて花が咲かないなあ。

 

街路に植えてあったユキヤナギ。
剪定のために切り落とした枝を一掴みもらってきて庭に植えたら、根が着いたようだ。

 

ユキヤナギは、着きやすいと聞いていたけれど、とっても嬉しい。
春には真っ白の花を咲かせてくれるのだろうか。

 

 

戸塚バプテスト教会の城君から年賀が届いて、私のブログを見ているようなことを書いてくれていたけれど、本当にここを見ているのかな。

 

結婚式以来、会ってないね。
今年こそは東京に行きたい。

 

 

-19日-

 

朝早くに目が醒めて、さほど行きたくもなかったけどトイレに立った。
満月が近いのだろう。
明るい月の光が西の窓から差し込んでいた。
4時ころだったから、起きてしまって溜まった日記を書くことも考えたが、温い布団のほうを私は選んだ。

 

▼寒気団命日近しと告げに来る
▼夜明け前、月あかりとどきて眠れず

 

 

-17日-

 

日暮れ、遅くなりましたね。
そう声をかける人もなく。

 

▼駆けてゆくキミをバキュンと狙い撃ち

 

 

-16日-

 

鈴鹿峠の路面状況カメラを見ると雪です。
うちは全然雪なしです。
どの付近が境目なんだろうか。

 

ウナギ喰いたい。
ふと、そう思う。

 

 

▼キミの髪を粉雪まみれにしてみたい
▼寒い夜だからこそキミに逢いたい
▼雪雲にあなたの精がきっと舞う
▼侘助が風から隠れてキミを見る
▼雪時雨どんどの炎に立ち向かい
▼焦げ餅のぜんざい美味しどんど焼き

 

▼またひとつおやじの逝った日近づきしもう両手では追えぬ昔

 

 

-15日-

 

きょうは京都へ行ってました。
片道100キロほどのドライブ。
工事、多いな~。

 

▼雪げしき夢で逢いたやその人に
▼北山の峰白く望む河原町
▼そわそわと雪の便りの予感する
▼ちょっとカッコウつけて焼き芋食べてみる

 

 

-14日-

 

きょうはぬくいな~

 

センター試験。
そんなものは無かったよ、我らの頃は。
二期校出身者は三月末まで頑張るから、粘り強いやつが多かった。
今はそんな骨太は居ないね

 

▼君を好きだ!なんて言ったからふられた
▼遮断機が降りて悴む手を重ね
▼日暮れ道キミの足音からっ風

 

 

-13日-

 

▼今頃きっと熱燗で,ほろ酔いかもね
▼貴方に会いに行きたい銀河鉄道に乗って

 

 

-12日-

 

▼寒いね。お風呂に入って寝ましょう
▼鰤寿司食いたい
▼店先にそっと佇む冬菫

 

大学の帰りに夕飯を買ったりする仕出し屋さんのカウンターに小さな花が活けてあって、「この花は何て言うの?」とバイトの女子に尋ねたことがあって、それがきっかけで少し話をするようになったけど、名前も聞かず街にも誘わずだったな。あのころはそれでよかったのだ。そんな青春。

 

 

-11日-

 

寒の入り悔しいけれど寒さにちょっと負けそう。
あしたからも頑張ろう!

 

季節の移ろいのなかで、
様様な悔しさとか喜びとか驚きを、
短くはやく書きとめる。

 

長い歴史の中に脈々と生きている人の知恵や文化に触れながら、
私もふたたびもっともっと生きる原点へと回帰してゆく。
十七音は合言葉のようなものかもしれない。

 

▼風花や忘れた人が甦り
▼待ち人はもう来ない風花舞う駅
▼約束を果たせず風花だけが舞う

 

 

-10日-

 

成人式。
三十数年前、この次の日は試験でした。
同期は半分も一緒には卒業出来なかった時代。

 

▼落ちると分かった進級試験

 

 

ちょっと用事がありまして。実家。

 

▼命日は八朔に凩吹きつけるころ
▼沈丁花つぼみかためて時を待つ

 

ハッサク。持って帰ろうっと。

八朔

夏に咲いた花

 

 

▼手をさする。体中が温かくなる
▼ねえ外へ!季節風に吹かれよう
▼赤くなるストーブみたいに赤くなる
▼好きだよと言い出しかねている赤いストーブ
▼ストーブに手をかざしてる無言のまま
▼卵かけごはんに鰹節必需品

 

 

-9日-

 

卵かけごはん +鰹節 (花かつお)

 

我が家だけの手法かと思っていたら、
友達の1人に鰹節+ネギという人がいた。

 

▼ある昔、雪の貴方を訪ねけり
▼季節風キミとの距離も無限大

 

 

-8日-

 

▼ひなたぼっこ、ぬくいなぬくい、気持ちいい

 

2010年11月28日 (日曜日)

初霜に白きねぶかや薄化粧 小雪篇

小雪のころまで
何もなく、静かに過ぎて行った日々。

 

(23日)

 

きのうは小雪。

 

流れゆくタイムラインの中で、トンネルの中の孤独と淋しさを彷彿させるようなつぶやきで出会った。静かな夜に切なさを感じ取っていた時代。怖いものもない、あのころは勇敢な冒険家だった。

 

そんなことを回想しながら、新しい句が何も浮かんでこない。
感情が揺さぶられないということは、人間は死んでいるに等しいのかもしれない。

 

 

(22日)

 

就寝前に枕元に持ち込んでいた本を、朝になって持ち忘れて、通勤列車の中は暇になる。
ぼんやりと外を見る。
それはそれで飽きない。
畑で立ち枯れになっている大豆が冷たい雨に打たれている。

 

▼文庫本持ち忘れたり月曜日

 

雨はあがる気配もなく、夕方もお迎えに来てもらう。

 

▼夕飯はまだなの、お迎えが先だから
▼おかえりと傘もささずに軒でいう

 

駅を出て車まで傘も差さずに駆け寄る。
温い雨が降っている。

 

▼雨降りの水溜まり好き、長靴で

 

満月の夜に雨が降る。
悔しがっている人も多かろう。

 

もう一緒に見上げる人など、私にはいない。

 

▼おやすみと言っても君は雲の陰
▼満月は隠しておくのキミのため

 

晴れてほしかった人には申し訳ないのだが、雨に隠れていても私は悔しくないのだ。
心にはしっかり見えているのかもしれない。

 

(21日)

 

▼その人を嫌いなくせに好きという
▼縁側でゆらゆら茶の花眺めおり

 

お茶の花を咲かせたら「恥ずかしいことだとお茶農家の人は話してくれたことがあった。
手入れが行き届いたお茶の木は花が咲かないのだろうか。

 

山茶花より遥かに地味で、白色の侘助よりも子供じみた小さな花。

 

子どものころは何とも思わなかったものが、途轍もなく寂しく思えたり侘しく見えたりする。

 

もう遅い。
いまごろ、そんなことに気づいても遅い。
そんなことも思う。

 

▼凩に怖じ気づいたか家に居り

 

近所の山にバイクを走らせてみようと作戦を練っていたのに、朝から凩が強い。
この平野の凩は一級の冷たさと強さを持っている。

 

窓越しに冬を見ている。

 

作品に面白みがない。それは、物事を冷めてみてしまう自分に原因がある、とわかっている。

 

▼冬ベンチ飛び出す絵本の赤さかな

 

ネットで見かけた落ち葉の積もったベンチ。そうだ、紅葉を見に行っていないよ、今年は。
誘ってみようか。

 

▼小春日に縁側に出て猫になる
▼早朝の焚き火の煙に身をかざす
▼煙立つ炭焼き小屋に爺一人

 

寒い朝。
好きなのだけど
身の回りには寒さが嫌いな人が多いので
私は好きだとなかなか言い出せない。

 

▼初霜に白きねぶかや薄化粧

 

夜テンション。
タイムマシンのトンネルを滑り落ちるような
ゾクゾク感とそれが到着した無人の駅のような静けさ。
深夜の自画像。
ホンモノとも思う。

 

寒い夜ほど、冴えてくる。

 

本当の初霜はもう少し前だったけど、薄化粧の葱を思い出したの。

 

(20日)

 

▼初霜や銀のピアスに凍る風
▼きょう海辺の町にみかんを買いに行くの

 

あの人は、ピアスなんかしてなかったのだけど、私の中で作り上げるドラマのその人はいつも素敵なピアスをしている。

 

用意していたわけでもないだろうに、バックからミカンをひとつ取り出して、ハイッ!とくれたことがあった。甘いミカン。

 

(19日)

 

▼さっき出した長い手紙のそのあとに本当は好きと書き添えたかった

 

手紙なんか誰にも書いていないのに。
何を強がり言ってるの。

 

▼ヤキモチを焼いて悔しい焼肉屋
▼煮魚の骨つつきつつ好きという
▼焼き鳥に誘いたいけど言い出せず
▼夕暮れや哀しい人があふれてる

 

今朝は寒い、吐息が白い。
もう、すぐ、師走になるんだ。

 

好きで好きで
一緒に食事をしたくて仕方ない人がいた年頃があって
どうやって誘おうかばかりを考えてみて…夢が果てて沈んでいた。

 

いざ誘えば割と上手く事は運ぶのだけど、すぐにさようなら。

 

▼小春日や道草喰ってメールして

 

だから、
恋は、ずっと片思いのほうがいつまでも幸せでいられる。
メールを打ちながらそう思う。

 

絶対に「好き」とかいう言葉は書いてはいけないの。

 

(18日)

 

ボジョレーヌーボー、解禁でちょっと明るいニュースが飛び交う。

 

▼白い月に指で好き好きと描いてみる
▼ポンと肩を、ワインは白よとさり気なく

 

ふたりでワインを飲むと幸せ。
少し甘えてみたくなる。

 

▼湯たんぽが欲しくて背中にゆの字書く

 

月がもうすぐ満月になる。
不安定なマル。

 

▼もういいの私はひとりでお月見します

 

(17日)

 

▼凩やコートの裾のその奥へ
▼凩の頬染めさせるミニスカート
▼凩が水の兵器で攻めてくる

 

凩が相変わらず強い。
寒いのが好きだと言いながらも
強い風はどうしても好きになれない。

 

嘘と
裏切りと
大きながなり声と
力任せと

 

そういうものが大嫌い。

 

2009年11月 1日 (日曜日)

侘助 (わびすけ)

風邪の症状が思うように引かないのは、歳のせいだろう。突然、唾を飲み込むのにも咽喉に痛みが走り、のどぼとけの骨が突然外れてしまったのかも…と不安になったほどであった。しかしながら、26日から28日まで家でゴロゴロとしたあと少しだるさや咳が残ったものの29日には出勤した。幾らなんでもそんなに休むわけにも行くまい。

 

うちのんはお父さんが旅行に行くというので付き添いで出かけてしまった。風邪の厳しかったときに私は娘と二人で過ごしたのだが、やはり、居ないと家の中のバランスが悪い。仕事に行く支度も娘がしてくれるが、いつもすることがトントンと進まないので、家を出る時間がギリギリになってしまう。朝は、少し早めに出て、近所の軒先や畑を眺めながら駅までゆっくり歩いて行きたい。

 

コートを羽織った女性もちらほらと見かける季節だ。暖房器具が要らないギリギリくらいの季節が一番過ごしやすいな、と思いながら歩いていると、ちょうどその道の脇にの垣根で小さな蕾を見つけた。少し向こうの神社の境内からは人影は見えないが竹箒で落ち葉を掃き集める音が聞こえてくる。

 

朝霧や竹箒が掃く音に姿無き
侘助の蕾がそろっと葉の陰に

 

私の乗るディーゼルカーの警笛が、気温の逆転層を反射して遠くから聞こえてくる。そういう季節にいつの間にかなっていたのか。だから、秋はかなしいと誰もがいうのだろうな。  (10月30日、夜)

2004年11月26日 (金曜日)

侘助

この「詫助」という言葉の余韻がとてつもなく気に入ってしまって
もうひとりの自分を作り出すなら「詫助」という名前にしようか、などと考えている。

 

世の中、自分の考えているように
筋書きが出来ているわけでもない。

 

でも、なんだか、
この人の繊細さと、思い切りの良さが
わたしを惹きつけてね。

 

これでも、
鈍感なりに
田舎のセンスのない落ちぶれなりに
刺激を受けているから
ちゃんちゃらオカシイ。

 

 

そうそう
僕が居間で本を読んでいるのを無視して
母と娘は
「お父さん、田舎もののくせに、都会に行ったんや、あんたも行くか
あの人は、全然垢抜けしなかったけどな・・・」

 

わたしは読書に夢中になったふりをしながら
「僕の時代、高田馬場で、下駄を履いて、肩までの長髪で
ぶらぶらしてることが垢抜けの象徴や!」
と叫んでいる。心の中で。

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    あるく - Walk Don't Run -銀マド 夕焼けの向こうまで─枯葉の舞う道をあなたと二人で/銀マド【自画像篇】

オートバイとともに(BIKEs)

  • 平成24年(2012年)最後の春(閏日)のKLE
    かつて
    バイク・ツーリスト
    だったころ

Walk Don't Run

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