旅とはそもそも
- ヒッチハイクの旅・・・のこと
と続いてきて「その3」です
旅とはそもそも
🌱
未知なところへ行ってみたい
そういう衝動からくるものでしょう
心がワクワクしてこそ旅に出る勢いが得られる
中学時代に北海道の人と文通をしてまして
その人に二十歳になる前ころに会いに行く
というのが一つの大きなインセンティブでした
でも願いは叶わなかったけど
いっときの流行で中学生(受験生)向け雑誌の巻末などに
「文通友達募集」などという欄がありまして
手紙をやり取りする友だちが簡単にできました
中学二年生ころから定期的に手紙を書く付き合いがある子がありました
最果ての街・天塩町に住んでいる子でした
北海道は私にとっては遠くで未知で想像できないようなところでした
実際にその(文通)友だちに会えるのは
大学も出てし、結婚もして、
夫婦二人で北海道にツーリングに出かけた時だったかもしれません
ぼくの友人たちはぼくを置いて先に勝手に
その人の街などを旅して、泊めてもらったりして
家族の人の世話になったりして遊んで帰ってきてましたので
友だち意識はどっぷりと深かったですが
永年の音信のあとに出会うというのは
劇的なものもありました
旅は未熟な人間の未完成な感覚を刺激します
逆説的に言えば
完成されて豊かで何不自由なく暮らし欲望もなく何かを求めようとする衝動などを持たない人に
激しく突き上がる感動を伴う旅をすることは難しいのかもしれません
できたとしても
旅の味付けは全く違ったものになっているでしょう
私の旅は
そういう点で
貧しく 未熟で
完璧でなく
無駄も多い旅だったかもしれません
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