夜行列車
わたしの家は貧乏だったから新幹線には勿体無くて乗るのが辛かった。
だからできるだけ負担を軽くと考えた。
必死で苦心をするのは誰もがするべきことだ。
普遍的なことであるべきだ。
現代社会の大勢の人々は、心のなかに豊かさの意識だけを大事に残している。
だが、いつの時代でもあの時のように苦心をする気持ちを持ち続けりことは不可欠だ。
(親の思いとこの気持にはヒステリシスがあるが)
大垣行き各停が東京駅から深夜11時半すぎに出た。
利用した思い出のある人は多かろう。
時代を経て人気が出て混むようになってくる。
いつも早めに東京駅で並んだ記憶がある。
三時間以上ホームに並んで待ったこともある。
満員で4人がけのボックスに5人とか6人とかで床にも人が寝ていたことがあった。
旅行気分になる。実際に旅行の人もいた。
京都で講義をする大学の先生にあったこともある。
様々なタイプの人たちがいて話し相手ができた。
思うようには眠れなかった。
長い夜を孤独に過ごすのも学生の試練だったかもしれない。
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