サンマ
お皿を買ったので魚などの和食を乗せてみたくなる。イオンの食器コーナーの棚に季節モノの器が並んでいたので思わず目が行って落ち着いた面持ちの違った形のものを二皿買った。
夫婦ともにサンマを食べたいと思っていてお互いがそのことをハッキリとは強調し合わない。しかし、サンマがちょうど乗る横長の皿に目がゆくと視線同士がそこでぶつかっているのがわかる。
その皿ではサンマしか食べられないから…という理由で万能なカタチの小さなものを買うことになったのだが、サンマをどうぞというようなあの横長の皿に刺し身ともう一品を並べて盛ってもええなあと考えたりもする。
夢は空想に入っていく。呑兵衛というのはロマンチストなんであろうか。
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サンマは、結局のところこの皿を買った日には値段がまだまだ高くて買わずに帰った。300円の値札がついていたので200円を割ったら買おうではないかと意見が一致した。
スーパーのチラシに185円というのを見つけたのは今朝のことだった。更に、ツマがパートの帰りに別のスーパーで「新モノ150円」と魚屋のマイク(録音)が叫んでいたのを聞いたという。
夕方にもう一度その店にツマは出かけて行ってわが家の食卓に2匹のサンマが並んだ。
少し痩せぼしである。
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