1989年夏新大阪駅のホームにて
こんな列車に乗ることになったのは、あの年も台風がちょうどいまごろにきていて、函館で野宿もせずにホテルに泊まったりしながら、時間を過ごし、そうこうしている間に急に帰りたくなってきたのだった。
列車に乗る日は、函館駅の近くでぶらぶらしていた。そう、あのときにTW200に乗って北海道を走り回っていたオンナの子と駅前でお茶をしたのを覚えている。可愛らしい子だったのに名前も聞かず連絡先も交換しなかった。さすがにあとで探しようがなかった。
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というわけで、あのころは好き勝手してバイクで旅ばかりをしていた。それはそれで許されたことだったのだ。
ひとつの時代というよりも世紀出会った。
社会の流れは大波小波を繰り返すものだが、決して同じではなく、新しい世紀の新しい文化となって歴史を作り出してゆく。
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