フォトギャラリー(令和3)

フォトギャラリー(令和2)

  • 大晦日
    - Walk Don't Run - 夕焼けの向こうまで─枯葉の舞う道をあなたと二人で/銀マド【自画像篇】

フォトギャラリー(令和1)

  • Img_0968
    令和元年の足跡(写真300枚余り) - Walk Don't Run -銀マド 夕焼けの向こうまで─枯葉の舞う道をあなたと二人で/銀マド【自画像篇】

写真日記(平成31年版)

  • 天皇退位の日
    Days31 - Walk Don't Run -銀マド 夕焼けの向こうまで─枯葉の舞う道をあなたと二人で/銀マド【自画像篇】

写真日記(平成29年版)

  • 年越しそば
    Days29 - Walk Don't Run -銀マド 夕焼けの向こうまで─枯葉の舞う道をあなたと二人で/銀マド【自画像篇】

写真日記(平成28年版)

  • 越乃寒梅
    平成28年の
    日々の写真に
    コメントを
    綴ります - Walk Don't Run -銀マド 夕焼けの向こうまで─枯葉の舞う道をあなたと二人で/銀マド【自画像篇】

京都日記(平成27年7月篇)

  • 鱧のお弁当
    京都日記
    平成27年7月篇 - Walk Don't Run -銀マド 夕焼けの向こうまで─枯葉の舞う道をあなたと二人で/銀マド【自画像篇】

京都日記(平成27年春篇)

  • 焼き鳥
    京都日記
    平成27年版の
    春の日記です - Walk Don't Run -銀マド 夕焼けの向こうまで─枯葉の舞う道をあなたと二人で/銀マド【自画像篇】

写真日記(平成27年版)

  • 伊達巻
    平成27年の
    日々の写真に
    コメントを
    綴ります

日々是好日写真記

  • ハーモニカ
    860枚 平成18年から平成26年まで(写真日記) - Walk Don't Run -銀マド 夕焼けの向こうまで─枯葉の舞う道をあなたと二人で/銀マド【自画像篇】
無料ブログはココログ

東京へ

熊野古道ピックアップ

寅さん記念館

  • 寅さん記念館 チケット表
    平成23年11月12日寅さん記念館 - Walk Don't Run -銀マド 夕焼けの向こうまで─枯葉の舞う道をあなたと二人で/銀マド【自画像篇】

« 十月尽 | トップページ | わからぬまま »

2013年11月 1日 (金曜日)

こぼれ話 4 雨宿り 花も嵐もⅡ その63

バイクツーリストに雨降りはつきものであるものの、やはり降られるのは嫌です。朝起きて荷造りのときに雨が降っていたりしても泣きそうになる。

今回は、朝からの雨ではなく、山中で遭遇する突然の夕立の話です。

四国の与作国道(R439)を西に向かって走っているときでした。今は与作も拡幅されたりトンネル化されていますけれども、わたしが走っていたころは、徒歩の歴史的な峠道の脇にできた荷車道程度のものです。しかし、このタイプの峠が、バイクで越えてきた経験では最も素晴らしく、いわゆる初期型の峠越え街道でした。

そんな感動的な道を越えてゆくのですが、一度、峠の途中で突然の夕立に遭遇しました。高知県のど真ん中あたりにある追手前高校吾北分校の生徒さんたちのバイク通学の列に挨拶されたことがありましたが、その付近でのことです。(吾北分校のみなさんとの出来事とどっちが先だったかは今となっては記憶が曖昧です)

夕立は突然来ました。ツーリングも年季が入ってくると、すばしこくなるのですが、のんびりのびのびと山の中を走っていたのでしょう。雨が突然来たので、道端の小さな庇がある小屋に飛び込みました。立っていても足元が少し濡れるほどの小さな屋根でした。雨も容赦もなく降りました。それだけにほんと助かりました。

この屋根の下に、わたしが飛び込んだときに間髪をいれずに飛び込んできた女性がありました。いいところに、ちょうどいい小屋があって助かったね、というような話をして小降りになるのを雨雲を見上げなから二人並んで待ちました。

どこまで行くの?と聞いたと思いますが、答えは覚えていません。どこから来たの?も聞いたけど、それも記憶に無い。旅から帰った直後はバイクの名前も記憶していただろうけど、それも忘れた。

名前や連絡先を聞いて、地図の隅っこにメモをしたりすることも頻繁にありました。このときのこの人との記録は残っていませんが、今でもふと四国の深い山の中に散らばった集落を見るとあのときの通りがかりの出来事を思い出します。

ただ、今思うに、このごろのバイクツーリストってわたしのあのときのように、気安く、そしてざっくばらんに話を始められないようで、今と昔のバイクの旅文化にも少し変化が出てきているのかなと思います。

寂しい峠を一人で越えてきた女性はまだ結婚前の若くて可愛らしい子でした。あのころは、というような話をしてはいけないのかもしれませんが、みんな純朴で、旅に、ツーリングに、清らかな心で向きあっていたと思います。今のようにファッショナブルでもなく、合理的でもなく、格好もスラっともしていない。

だから、その旅人とのわずかな出会いでさえもが、旅の強烈な思い出に残るような、そういう小さな出来事の集まりのツーリングをみんながやっていて、ときめきを胸に走っていました。

もうそんな時代は来ません。

« 十月尽 | トップページ | わからぬまま »

【花も嵐もII】追憶篇」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: こぼれ話 4 雨宿り 花も嵐もⅡ その63:

« 十月尽 | トップページ | わからぬまま »

カテゴリー

歩きの日記

  • 三野瀬駅
    あるく - Walk Don't Run -銀マド 夕焼けの向こうまで─枯葉の舞う道をあなたと二人で/銀マド【自画像篇】

オートバイとともに(BIKEs)

  • 平成24年(2012年)最後の春(閏日)のKLE
    かつて
    バイク・ツーリスト
    だったころ

Walk Don't Run

ノート

2023年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
フォト