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2013年9月 4日 (水曜日)

夜もふけて障子を閉める音に秋

 

 

▼煙草燻らすキミに便り溜め

 

9月2日の朝の列車の中からそんなことをつぶやいていた。砂女さんのブログ(句)を読んで感想をまとめられていないので、ああ、忙しくもないのに何を後回しにしているのか、と考えたのだろう。

 

宮崎駿が監督を引退する記事がこの日の朝刊1面に小さく載った。わたしは、「引退なんてしなくてもいいと思う。芸術をする人が引退って、どんな概念なんだろう。感性を止めることなどできない。」とメモをした。

 

 

 

▼九月雨口笛ふいて上を向く

 

暑かった夏を忘れて、寒くもない今の季節である。

 

雨は、悲しい雨の歌を生んだ一方で、昔職場にいた明るいA子さんという女の子は「悲しくなんか無いですよ、雨に歌えば♪という歌があります」とケラケラ笑った。彼女はT君という人のお嫁さんになって、Tくんは京都のオ社のニュース記事にまで出てくる人になっていった。彼女の明るい人柄が生きているのだと信じている。

 

そんなことを思い浮かべながらわたしは上を向いたのだった。何故上なのかは物語に任せよう。

 

鈴虫がお題(季語)にあがっていた。砂女さんは

 

□  996  鈴虫の声する方が帰る方 砂女

 

と詠む。わたしはコメントに

 

 

 

わたしの父は事故が原因の病気で耳が殆ど聞こえませんで、人生の大方をそんな耳で暮らしてきた人でしたが、鈴虫を愛している人でした。生き物(動物・植物)を大事にしたという人と言う方が正しいかもしれません。

 

と書き始めて想いの続きで何を考えていたのか綴らずに返信してしまっている。ま、それはそれでいいか。

 

2日の晩は、雨が降っていたのか既に止んでいたのか記憶に無いものの、わたしは窓を開けていつものように寝床から路地を見下ろして涼んでいたのであろう。向かいのおじさんが縁側の戸を開け放ってテレビをつけているのが見下ろせる。そろそろお休みの時刻も近かろう。

 

 

 

▼夜もふけて障子を閉める音に秋

 

秋風は麻薬のようにわたしに纏いつき、優しく撫でていきます。

 

こういう時間(時期)はだいたいが短いもので、まあそれでよろしい、人生は。

 

 

 

 

 

そんな風にして、エアコンもなく寝苦しく過ごした夏を許して、冬を迎える支度をするのだ。

 

鳥羽水族館・ソフトクリーム

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