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2013年5月22日 (水曜日)

ホタルの予感 ─ 小満篇

きのうは小満でした。立夏の次にやってきた節気で、その次が芒種で、そのあとに夏至になる。

 

 

 

この「裏窓から」を書き始めて随分と年月が過ぎ、何回かはメールマガジンの巻頭・あとがきにも流用してきた。

 

 

 

二十四節という数字を考えてみるとき、1年が12ヶ月でその半分を節として二十四節にしたと考えてもよいのだろうが、四季の1つの季節を3つに分けてそれをさらに半分に捉えたものとして眺めてもいいでしょう。

 

 

 

考えてみれば、365日の暦を28日や29日や30日や31日の月に分けることを不自然だとも思えて、古代エジプトのように30日の月を12回と残りを5日(時には6日)としたほうがスッキリする。

 

 

 

自然の中で私たちは暮らしている。少し人類が賢くなったからといって刃向かうことなどはできないし、知恵を使って冷房装置を発明したところで、地球温暖化というしっぺ返しを食らっている。ここで人類は賢いのか鈍感なのかわからない行動として、電気という歴史上で創造されたエネルギーにどうしても頼り続けるための施策を考え続ける。

 

 

 

その間にも自然の自然たるリズムは私たちの住む土地に手を加え続け、地震となりときには嵐となったりして、地球を改造しようとするのだが、それを人類は被害と呼ぶ。

 

 

 

自分たちで森に道を付けておきながら、雨で崩れたら雨を憎み、それでも崩れない道や宅地を作ろうとする。

 

 

 

どうして、広く大きな大地に住み、地震でも津波でも嵐でも揺るぎないようなところでどれだけ揺れてもガタガタしないシンプルで弱々しい「葦の家」のようなところに住もうと決心しないのか、不思議で仕方ないのだが、科学技術という麻薬のような知恵を絞って「開発」は続く。(便利で快適とは恐ろしい麻薬だ)

 

 

 

自然の力にやられたのだから、自然の持っているような周期でモノを考えていくことが大事だ。成金的に急に進化した科学技術と産業の発展を再び社会に蘇らせえようとするのではなく、100年前から構築した日本列島を今度は手順を変えて作りなおすチャンスであり、近代政治学や経済学の後押しで作り上げた虚構も見つめ直してみるのも大事だし絶好のチャンスではないのか。

 

 

 

物々交換社会や自給自足社会をもう一度と言っているのではないし、情報武装した社会や豊かさの上の幸せ感覚に麻痺した人々をイケナイといっているわけではない。

 

 

 

二十四節気の日にはいつだって、空気がきのうと違って思えるのは、ニンゲンらしい感覚を持っているからかなと自己満足しながら、晴れ予報なのにドンヨリとした朝の曇ったような空を見上げ、夏の空がやってきたと思ったのは私だけではなかろう。

 

 

 

ホタルが飛び始める予感がする。

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