官女ひとり帰らぬままに雛しまふ 砂女
官女ひとり帰らぬままに雛しまふ 砂女
を読みながら
**
私は俳句やブンガクのことをきちんと理解してやっている訳ではありませんので、
宦女と聞いてもさほどピンと来るものがなかったのですが、
母が私の上に子をもうけて、それが姉であったことを幾度も話してくれることを思い浮かべました。
女の子は1年ほど生きていましたが、病で亡くなりました。
私が生まれて5年後に弟が生まれますが,その間にも子どもを一人流したという話を何かのときにぼそっとしたことがありました。
男の子か女の子であったかは話しませんでしたが、今になっても自分に女の子がなかったことを寂しそうにするのを見ると、流れた子はもしや…と思うこともあります。
おひな様を飾ることのできなかった母は、80歳をもうとうに越えるのですが、おひなさんの季節になると、やはり寂しそうです。
女三姉妹が長生きしているから、まあ幸せかな。
おひな様ということで勝手を書いてしまいました。
失礼しました。
« 爽やかな日曜日 | トップページ | おじゃこ (小女子) »
「【随想帖 一、】」カテゴリの記事
- おかえり(2013.06.02)
- 本気でもないのに ー 恋(2013.06.02)
- 柱時計 ー 時間というもの(2013.04.07)
- いさぎよく(2013.03.31)
- 官女ひとり帰らぬままに雛しまふ 砂女(2013.03.18)
コメント