節分を濡らして待つやぬるい雨 ─ 節分篇
かくして
私のインフルエンザ罹患と
ツマのあばら骨の骨折事故で
1月が暮れていった。
2月2日(土)
全然あぶなくない土曜日。
雨は夜が更けてから降り出したようだ。
▼節分を濡らして待つやぬるい雨
▼待つ春の小雨恨めし足袋濡らす
おそがけに新聞を取りに外に出たときには雨は上がっていた。
実際のところは朝寝をこいたのでよくわからない。
あばらの骨折はなかなか思うようには治らないが、
こればかりは仕方がないでしょう。
いつもより少し遅めにツマは職場に出て行きました。
◇
◆
◇
2月3日(日)
私は洗濯干しの当番でオモテに出るが、
指が悴むこともなく
暖かい陽射しで厚着のセータの背中も
汗ばむほどである
▼逢いたくて私は鬼になりすます
ちかごろ、気に入った作品が書けずにいて
その原因は、
遠近両用の眼力で睨んでみると
自分の心にあるらしい…
はてさて、
心に鬼を持てということであろうが。
宮本輝
三千枚の金貨
読み始めました。
« 節分に思う | トップページ | 春まぢか付箋の色をかえてみる 立春篇 »
「十七音(冬)」カテゴリの記事
- いろはにほへと ── 大雪篇(2014.12.07)
- 春よ来い、春は恋。 2月中旬篇(2013.02.19)
- 明日の朝あなたにおはようという、夢を見る 二月上旬篇(2013.02.07)
- 節分を濡らして待つやぬるい雨 ─ 節分篇(2013.02.03)
- 月末に寒さ和らぎ豆を煎る 1月下旬篇(2013.02.01)
コメント