月末に寒さ和らぎ豆を煎る 1月下旬篇
一月のなかごろに
●七草のお粥を食べて強くなる
などと書いて、今年もズボラで七草がゆなどをしなかったけど
その日の朝には、体調の悪かったこともあって、お粥を食べた。
●寝返りを打って君の鼻僕の鼻
ツマが風邪を引いて辛そうにしていたときもあったが
大きな風邪とはならず、家族は健康に暮らしている。
●初日の出現在形て生きている
年末の語録か何かに「現在形で」生きてゆくことを今年も大切にしたいと書いたと思う。それを句に纏めるとこんな感じになって、私はけっこう気に入っている。
1月23日(水)にインフルに罹っていたらしく、お昼に王将で餃子を腹一杯食べて元気でしたが、夜から身体の節々が痛みだし,夜中は寒気がして眠れなかった。
そこで、24日に医者にいこうということになったのだ。
この件よりも先に、22日(火)のお昼にツマが自転車で転倒し、あばらが痛いと言って辛がっていた。23日に医者に行って骨折とわかるのだが、災難続きの週の後半が始まった。
1月26日(土)
インフルに罹って60時間ほどが経過したときに次のように書いている。
●毎年、インフル休暇を一週間貰って家でのんびりするのもええなあ。
1月27日(日)
インフル発症後96時間を過ぎたころに
▼あの人も満月見てる、キュッとなる
こんなことも書いているのだが、
月を見に行った記憶はない。
▼おっ月さんあしたも凩吹くそうな
▼冬障子さあーっと開けて滑り込む
1月28日(月)
昔の作品、
▼あの人は鬼を迎えに行ったまま
を思い出して、
節分のころの自分を懐かしんでいる
▼満月や三日遅れの祝い酒
▼夜明け前もっとだらしなく歓楽街
1月29日(火)
▼月末に寒さ和らぎ豆を煎る
節分がそろそろですね。
寒さ、もうひと頑張り。
▼節分の鬼に留守番賜りて
▼如月の猫の昼寝に添い寝する
▼花粉症私の泣き虫隠れ蓑
▼海風が失くした恋をあざ笑う
バイクがあったころは、
そろそろ乗りたくて
ソワソワしていたのだろうか。
大学時代は、今頃は試験の季節で、
必死やったなあと回想したり。
インフルで頭の中も少し緩やかになっている。
1月30日(水)
イオンに買い物に出かけて
▼いいね!する時間と度合いの君らしさ
▼チョコレート貴方のちゅーはどんな味
▼あの人はチョコを買うのに僕を呼ぶ
明日から仕事の準備をする。
1月31日(木)
ながいインフル休暇をおえて、職場に戻った。
床に伏していると、感情というものが大人しくなってしまうような気がした。
もう、2月が始まろうとしているのだった。
ほんとうに貴方に届けたいものは、
貴方の目にも留まらず夢にも現れず。
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