夏の終わりの旅 8月23日から25日 福島
昔の日記が懐かしい年齢になってしまった。
1994年 夏・東北を走った
もうそんなに月日が流れて、果たしてあれが最初だったのかどうかさえも記憶にない。
東北は私にとって封印したくなるような切ないところだ。様々な出来事を巻き上げては何もなかったかのように終わっていった。
何処の何に魅力があるのかは、私が正直に話さない限りは明確にはならないのだけれど、明確にしたところでアホらしい話だろうから。
いっそうここでは、訳もなくただ夢中になってみることもいいだろう。
一種の「エンスージアズム」
夏の終わりに
暑くて熱い夏をさがしに、
ひょっこりと旅に出た。
1556キロを3日間で走った。
ラーメンを食べるためだけに。
峠の釜めし 2012年8月23日 (木)
遠い遠い東北まで。
アホだけでは語りつくせないほどのアホな私がかつて執拗に目指した東北へとみんなを誘い連れてゆくのは難しかった。
まず、1日目のお昼御飯を決めて、この日は塩原温泉まで600キロ余りを走る。
かつて私が愛したバイクとさほど変わらない排気量の車に3人が乗ってゆく。
それでいいのだ。
それがいいのだ。
■
夜明けが次第に遅くなっていくのがわかる。明けの明星がその分一段と元気に輝いている。
蒸し暑くて寝苦しさに目を覚まし開け放った窓の向こうの明るい星を見ながら夜明けを待つ季節もそろそろ終わりに近づいてきた。
6時前に家を出たかったが、地球は私に合わせて回っているわけでもなく、1日は私だけのためにあるのではない。ひとりのツーリングならば太陽が昇るころには大勢の人が集中して住むようなところは通り越しているだろう。
何も考えずにぼんやりとコーヒーを飲む時間を得てその引き換えに、弾けるような出発の歓喜を失ったかもしれない。
ぼちぼち書きます。(つづく)
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