路地裏へときめきながら袖を引き ─ 6月下旬篇
6月22日(金)
花ちん。
もとい、
花きん。
金曜日はいつだってワクワク
6月23日(土)
▼ヒジキ煮る髪によろしと人はいう
連日居酒屋状態である。
夏に太る。
6月25日(月)
▼海の果てそこに幸せあるという
今夜も居酒屋ふう。貴方といっしょ
6月26日(火)
▼風のように君は波間を吹き抜ける
▼切り通しこえてあなたに届けもの
▼内緒だとそっとゆうべの夢のこと
▼六月の空の重きや独り言
▼インゲンや小鉢で終わる一生の
お好み焼きが食べたいな。
さらさらにして、だし巻きみたいに、
何重にも焼いたらあかんかなあ。
ええ卵焼き器買ったことやし。
6月27日(水)
▼ヒルガオやお前も満月みたかろに
▼カラーマーカーたくさんあってもいつもオレンジ
▼お昼まえツイッターも少しひっそり
▼路地裏へときめきながら袖を引き
6月29日(金)
【砂女】 嘘つきのきみの唇さくらんぼ
と詠む。
リプライをさらさら。
▼僕は君の前ではいつも嘘つきで、好きだって一度も言ったことなかったね
▼久しぶり朝日眩しい予定なし
▼木苺の赤だけ哀しつゆの朝
四日間の休みの最終日です。
梅雨らしい空模様が続く。
▼サクランボそれは切ない初恋の
▼昼休み貴方のノートのサクランボ
▼夏来たる麦わら帽子は夢のなか
▼恋しいと月見て泣いた辛い過去
▼本当は貴方と見たい凪の入り江
やっぱし
夏はキライなのかもしれない。
昔はそうじゃなかったのに。
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