月丸く、さらに木星へと近く
ちょうど1年、またはそれ以上前のころの日記に読み耽ると、
やはり昔には戻れないのだと、少し、悲しくなる。
少しばかりの劣等感と
誰にも負けない自信と
きらきらと輝く目が必要だ。
「着地点を見つめなさい」
すばらしい言葉だ。
(2006年10月12日)
今年は12日が暦の上での満月だった。
▼月丸く、さらに木星へと近く
この夜に、明るく輝く月はなかった。
月はまあるくなり、木星を引き寄せてゆく。
秋の深まりをしんしんと感じる。
昔の日記を捲ってみるとそれほど進化のないことが自分でも分かる。そもそもそんなに進化などあるものか、と開き直るのだが、僅かばかりの変化がいつか大きな変化を生むことも間違いではない。
プロ野球の投手は、たくさん曲がるカーブが多くの三振を奪えるというものでもないのだから。
*
今年は、ふたりで。
ひらがなで、ふたりと書く。
優しい感じがする。
サントリー 山崎
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