夜空舞う貴方に届かぬ恋メール おぼえがき録 ─ 二月下旬篇
▼教えてよ、貴方の心に魔法をかける呪文を
そう書いたけど、
天使も悪魔も現れることなく
魔法使いの姿も見えずだった。
私に呪文(まじない)を教えてくれる人は居ない。
さて二月下旬を振りかえってみる。
28日
みなさん、おはようございます。
雨ですね。
コートなしにしました。軽いわ。
朝のつぶやきのそんなことを書きながら坂道をゆく。
夕焼けを見ては・・・・
ねえ、会いたいヒトがひとり、いるんだ。
遠くの、どこにいるか、わからないヒト。
ここに名前を書いてでも会いたい、探したい
という衝動。
なあ、お父よ、生きておったら、もうすぐ誕生日やね。
一度も祝うこともなく、飲むこともなく。
春やったんやな。
たらの芽でもつまみながら飲めたらよかったのにな。
月曜が君をさらっていくのなら眠れる夜を引きのばしたい 、
と@kanoiratsume さんが詠んでいたのに出会って、ぐっときた。
私はあの人をさらってゆく風になりたいと思ったことが何度もあったのだ。
眠れない夜に貴方をここで抱きしめていたい、激しい感情。
27日
今日の懺悔・・・・
娘の歯ブラシ使ってしまってごめんなさい。
でも、夫婦でなら共有してる人もあるそうな…
蠢く。
うごめく。
春という字の下に、虫を二つ横に並べるの。
なるほど。
虎視眈眈と春を待つものたち。
▼夜空舞う貴方に届かぬ恋メール
▼窓際で楽器磨くや二月尽
スーパースリックのスライドクリーム。(ボントロの話)
最近少し見直してます。
なかなかいい。
しばらくぶりに楽器を吹く午後。
▼カタバミをしゃがんで見る小さな背中
▼サクラソウと言った指先どおし触れ
▼別れ際五弁の花で花占い
サクラソウには淡い思い出があったのだ。
学生の街、江古田。
五弁の花。
さて、
好きから始めるか、
キライから始めるか
26日
▼あの人は五弁の花の、花びらのように・・
▼楽譜整理してて誘われて楽器ごそごそ
25日
帰宅して顔と手を洗うのですが、
もうお湯のスイッチ入れなくてもいいです。
水。
冷たくて気持ちいいわ。
▼花の咲く季節になると思い出す人がある
▼包丁を磨ぐのはオヤジ譲りらしい
▼ため息がちょっと元気なくて切ない
24日
おはようさん。
雨降って土温かく
水がぬるい。
▼この雨にあの子も濡れて花も濡れ
23日
夫婦の会話シリーズ・・・・
家に帰ってコートを着たままでズボンを脱いでパンツ一枚でウロウロしてたらうちのんが笑い転げていた。
そんなにオカシイ?
▼雲雀啼く春の大空暮れなずむ
ひばりって、ルリルリって啼くのよ。
22日
おはようございます。髭剃りました。
21日
クリスマスの頃には欲しくて仕方がなかった君だが、
寒い冬の時期がすぎて君が居なくてももう大丈夫になったよ。
君のことは忘れることにする。
ほら、僕は元気さ。
もう手袋はいらないねえ。
▼夕焼けを見ると思い出す人がある
▼春になる口笛吹いてるるるるる
19日
素敵な土曜日。
危ない土曜日。
これはキャンディーズ。
そんな世代でして。いい日にしましょう
▼見栄を切る後ろ姿に花粉舞う
▼冷え込みの憎くさもゆるむ雨水かな
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