梅

去年の二月は北野で梅をみた。
京都でみる梅も、月ヶ瀬でみる梅も、斎宮でみる梅も変わりはないものの、万葉の時代からこの五弁の花びらが人々の心を捉えて放さなかったのには深いわけがあったのだろう。
青空がこの上なく鮮やかに透き通る。
風は冷たいながらも春の香りを運び、寒さに凍えていた気持ちが溌剌となる。
空に跳びだしたくなるのだ。
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