ねえ
ねえ
ねえ
僕と君は
この夜空のかすれた月の明かりが届くところで
遠く離れているけど
一瞬だけ
テレパシーを飛ばしあうんだ。
愛しみと憎しみを
ぶつけあって
穢れた汗を拭い合おう。
夏の月は、ペテン師みたいな光を放つね
そう言ったあと
僕たちは別れたんだったね。
| 2008-08-20 22:31 | 深夜の自画像(詩篇) |
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