秋深きキミの泣き顔あかい紅 ─ 十月中旬後半篇
ちょっといいことがありまして
そのことは、また別の日記で書くことにする。
(18日)
▼秋深きキミの泣き顔あかい紅
▼林檎見つめれば甦るかの人の頬紅
「化粧はキライ」が私の口癖なのに、あの人の化粧は許していたの。
烈しいチークを見ながら、昨日の夜に遊びすぎたのかしらと思ったりした。
でもそれはまったくの思い過ごしで、その人は地味で大人しい人だったということが次第にわかって
濃い目の化粧をキライというのはそのときからやめた。
お化粧をしながら、何を考えているのだろう。
恋心もそれほど持たない人だったから、妙に淋しそうに見えてくる。
秋が深まって、真っ赤な林檎が店に並びだすと、あの人の赤いほっぺを思い出す。
▼まっさらのネクタイ締めると恋をする
新しいネクタイを、うちのんが買ってくれまして
それほど嬉しがらなかった私ですが、やっぱし嬉しかったみたいで
だったら、もっと素直に喜んで見せればよかったのに、と少し反省しながら
別の誰かがかわいいなとか思ってみたりしてる。
(17日)
悪人。吉田修一。
読み終わった。(感想アップ済み)
赤目四十八瀧心中未遂(車谷長吉)のときに激しく感じたような哀しい衝動がある。
映像作品はそれ相当に完成度の高いものになるんだろうと思ういますが、
映像を読み取る力が要求されるような作品やな。
(17日)
▼母に会う、茸狩り遠足を懐かしむ
いつも、秋になると書いていますが
父が元気なころは、籠にいっぱいマツタケを採ってきてくれたなあ。
全然美味いと思わなかったな、と負け惜しみを言いながら
マツタケ山を教えずに逝ってしまった。
それは結構、当たり前のことらしい、どこの家でも。
(朝、ツイッターで)
おはようございます。
6時から7時まで散歩をしてきましたが、見かけるのは、おじいさんばっかしですね。
ほんま、ジジイばっかし。
私もジジイ。
(16日)
▼秋色のコロン香るや夢を抱き
▼林檎見つめれば甦るかの人の頬紅
真っ赤な林檎を口に頬張る。
すっぱい味が広がる。
あの人を好きになったときのように、じわっと甘さが襲ってくる。
(16日)
おはようございます。
今朝のアサヤケ、すごく綺麗やった
朝焼けと夕焼け。
どっちが綺麗だろう。
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