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2010年9月15日 (水曜日)

音楽篇 (1)-(6)

 


音楽篇(1) ─ 北山修 ─


 

 

「戦争を知らない子どもたち」という曲を、音楽室のグランドピアノの脇でギターを弾きながら歌った。それがフォークとの出会いであり、私が音楽の世界に入るきっかけでした。

 

吹奏楽部→ビックバンドジャズ→コンボ→ビックバンド→吹奏楽団→ビックバンド…

 

----

 

その始まりは、北山修だった。

 

♪海は嫌いだ悲しくなる 

 

とか

 

♪あなたに捧げた 言葉の中に
┃嘘はないけど 何か気になる
┃こんな気持ちを 違うあなたに
┃ほのかに寄せた 思い出があるの
        (「初恋の人に似ている」から)

 

とか

 

そうそう、

 

♪人は誰もただひとり 旅に出て
┃人は誰も故郷を 振り返る
┃ちょっぴり淋しくて 振り返っても
┃そこにはただ風が吹いているだけ

 

これって、音楽の教科書に載ってるそうですね。
驚きです。

 

---

 

ちょっと、「音楽篇」ということで、思い出を綴ってみるか。

 

(続)

 

| 2005-12-06 18:41 | 日記系セレクション

 

 


音楽篇(2) ─ 北山修 ─


 

 

いったい、どんな感性を持っているのだろうか。
彼の目は、街をゆく人の、素朴な動きやその心の中を、神様のように見抜いているようでした。

 

吉田拓郎の、
♪私はきょうまで生きてきました・・・・
も唄いました。

 

けれども、もうひとりの私は、詩人北山の詩を静かに読みました。

 

♪愛とあなたのために わたしは
│この世に生きているの わたしは
               (愛とあなたのために)
・・・・
♪天使が恋を覚えたら
│ただの女になるという
               (天使が恋を覚えたら)
・・・・
♪ろうそくの ほのおがゆれるよ
│この火が消えるまで あなたとお話したいの
               (ろうそくのほのお)

 

オトナになりたい。
でも、それには時間がかかる。

 

嫌いな言葉は、「悩む」
好きな言葉は、「口ずさむ」

 

好きな人ができたら「好きです」と伝え、悲しいことがあったらそのまま凹む。

 

北山修が教えてくれたちょっとオトナの恋に辿り着くにはもう少しの時間が必要だった。
そんな年ごろに、歌にまみれ、詩にまみれ、受験時代を送ったのでした。

 

♪あの時 同じ花を見て
│美しいと言った二人の
│心と心が 今はもう通わない
              (あの素晴らしい愛をもう一度)

 

私には未知の世界のドラマだった。

 

ほかに頭をよぎった歌など・・・・
-----
高石ともやの「受験生ブルース」
五つの赤い風船の「遠い世界に」
赤い鳥「翼を下さい」
チューリップ「心の旅」

 

(たぶん続く)

 

| 2005-12-07 10:08 | 日記系セレクション

 

 


音楽篇(3) ─ モーツァルト ─


 

 

アイネ・クライネ・ナハトムジークとの出会いは衝撃的だった。

 

そのころ、ちょうど父に頼んで買ってもらったステレオプレーヤー(安物品だった)にどっぷり浸かっていて、毎日、モーツァルトを聴いたものだ。
レコードを擦り切れるほど聴いたのはこの曲くらいだろう。

 

そういう訳で、高校時代は、クラシック音楽にどっぷりだったな。モーツアルトの交響曲40番、41番の良さをアツク語り合った友もいた。

 

クラブは、吹奏楽部と音楽鑑賞部でした。吹奏楽部で「ワシントン広場の夜は更けて」をやりながら、一方でベートーベンと出会い、第九に痺れたのもこのころだった。

 

楽器を吹くことから、次第にジャズに傾き始め、ベートーベンとの混在の中で「モーツァルトは綺麗すぎて嫌いだ」と言うようになってゆく。(また戻ってきますので心配なく)

 

大学に行ったら音楽関連のクラブに入ろうと思っていたもんな。グリークラブもいいなあとか、気が多かったのも事実だったが。

 

今はチャイコフスキーやほかにもたくさん好きな人がいますが、高校時代は、前期がモーツァルト、卒業から大学時代はベートーベンひと筋でした。

 

(たぶん続く)
| 2005-12-15 23:03 | 日記系セレクション

 

 


音楽篇(4) ─ 阿久悠 ─


 

 

私は阿久悠さんの大ファンです。

 

大学受験の下見と称して東京へ無計画に出かけたのは高3の秋だったな。広島カープが阪急ブレーブスと日本シリーズをしていたような記憶がある。早稲田祭とかに行ったんですが、記憶が途切れ途切れだ。クラスメイト4人で行きました。

 

名古屋から新幹線に乗ったら、A、B、C席の友人たちと離されて座ったD席でしたが、ふと見ると隣の席に同年代の女性が…。そのころは女の子に声を掛けるというようなことなど、一切できないウブな私でしたが、その子と少し話をしました。

 

名古屋市にある南山大学の付属の高校ってのがあるのかどうか知らないけれど、どうやらそこの3年生らしく、彼女も来年4月から東京で女子大生になるために奮闘中だという。長い髪の上品で可愛い子でした。

 

よーし。これはチャンス。4月になったら「プロポーズ大作戦」(※)に出ようじゃないか。
(※番組名は、ご存知の方は少ないと思います)

 

まあ、そのときの隣の席の女の子が当時のアイドル「岩崎宏美」と横顔の雰囲気がそっくりでしたので、岩崎宏美のファンでもあります。

 

阿久悠作品ですと、この年は、

 

○ 北の宿から 

 

がヒットした年でして、レコード大賞もとったのかな。

 

岩崎宏美ファンとしましては(単純だな)、僕も東京に行って華やかな学生生活を送るのだと、日夜、受験勉強に励んでいたのでした。

 

○ 二重奏(デュエット) 
○ ロマンス
○ センチメンタル
○ ファンタジー
○ 未来
○ ドリーム
         すべて、作曲 筒美京平

 

阿久悠さんのファンでもありますが、さらに京平さんの大ファンでもありました。

 

これから数年間の歌謡曲については、任せてください。大好きです。

 

大学受験は、早稲田にも理科大にもふられて、東村山のわびしい寮生活に入ることになり、「プロポーズ大作戦」への夢は儚く消えてしまったのでした。(昭和50年から51年)

 

| 2005-12-31 19:00 | 日記系セレクション

 

 


音楽篇(5) ─ 青春 ─


 

 

大晦日に音楽篇(4)を書いてから、ひと月以上が過ぎる。

 

忘れていたわけではない。次から次へと甦る「あのころ」を纏めきれないのです。アキラメタ。

 

> 君は何を今待ち続けるの
> 街の片隅でひざを抱えて
> 届かないあの手紙 別れた夢

 

青い三角定規がそんな歌をうたっていたころがあった。
その歌の本当の意味など分からないまま、ギターを抱き口ずさんだ時代があった。

 

あのころ、人生最大の壁と思っていた受験という試練に挑む日々の合間に、同じく競い合いながらも心を本当に許しあえる友がいた。
(※ あんなの、人生において何の壁でもなかったということにはずっと後になって気づくのです…)

 

中村雅俊が青春ドラマの主役を演じ、そんな世界へともう一歩で自分たちも辿り着くのだ、という夢を持ちつづけた。

 

> 夢の坂道は木の葉もようの石畳
> まばゆく白い長い壁
> 足跡も影も残さないで
> たどりつけない山の中へ
> 続いているものなのです

 

下駄を鳴らして街を歩き、気分転換と言って多摩川上水のほとりの並木道や小平霊園を駆け回った。南武線の鉄塔の向こうに夕日が沈むのを眺めては、早稲田の杜にそびえる理工学部の研究棟に未来を馳せた。

 

1年間の萩山寮の暮らしを終えて江古田にある能生館という下宿に、文学部に進んだ島田君の紹介で私は転がり込んだ。法学部の先輩が4人、商学部の先輩が1人という顔ぶれで、そのみなさんと一緒に(私だけが)のほほんな学生生活を始めたのだった。

 

> 青春時代が夢なんて
> 後からほのぼの思うもの
> 青春時代の真ん中は
> 道に迷っているばかり

 

阿久悠は、こんな名言を何処でどうやって思いつくのだろう。
青春という言葉は、あのころは嫌いだった。

 

フォークソング、ジャズ、クラシックという音楽ジャンルを行ったり来たりしながら、筒美京平という作曲家に染まってゆく。

 

70年代の歌謡曲と筒美京平に明け暮れて、朝から晩まで部屋では音楽がなり続けているという大学時代を過ごします。

 

事情があって能生館を2年で出ることになるのですが、江古田を気に入っていた私はこの場所に住み続け、たまに西武線、地下鉄に乗りたくなって大学に出かけるものの、大学界隈の古本屋で文庫本を抱きかかえるほど買い込み、江古田駅裏の焼き鳥屋さんで持ち帰りに数本買って、風呂もカーテンも無いアパートでビールを飲むというようなグウタラな暮らしをしていた。

 

アパートは桜台3丁目という高台にあった。あのころは地下鉄など無く駅まで20分ほど歩くところだった。その代わりに、アパートの廊下の突き当たりから富士山が夕日に赤く染まっているのを見ることができた。

 

恋人もいない、静かな暮らしだったなあ。

 

─ ─ ─ ─
江古田のことは、以下がもう少し詳しいです。

 

 

 

 

 

| 2006-02-12 12:31 | 日記系セレクション

 

 


音楽篇(6) ─ 別れ─


 

 

木綿のハンカチーフは、太田裕美。
春一番は、キャンディーズ。
なごり雪は、イルカ。

 

春は別れの季節なのだ。
娘たちはどんな歌をうたって友と別れたのだろうかね。

 

前回・音楽篇(5)はコチラ です。

 

【ドラマ】
昔、「卒業写真」という短い物語を考えたことがあった。

 

グウタラな大学生活をおくているオトコが主人公。まじめな友人に誘われて、そいつが就職先に決めた会社の年度末のバイトに呼ばれて出かける。
ところが、バイトの帰り道でばったり出会った学友たちと飲みに行き、給料としてもらった日当を全部飲んでしまう。
(このへんがリアルだが)
御茶ノ水駅で意識朦朧とうなだれているところをに通りかかった電車には、4年前に「もう会えないかも知れないね、私は東京には行かないよ」と言って別れてきたオンナの子が乗っていた。

 

オトコは、酔い潰れていてそのことに気づかない。
オンナは、ドアが閉まる瞬間にその子の姿をベンチに見つける。
ドアは閉まる。
過ぎる時間。移りゆく日々…

 

(オトコに会わせたい。)
でも、オトコはあと1ヶ月で東京を離れるんだ。
オンナは、オトコが好きだった。でも、会わないと決めたのには理由があって、4年間我慢をしたのだった。しかし、あの駅でのオトコの姿で崩れてゆく。
ひとこと、別れだけでも告げに目の前に現れる瞬間でドラマを終えよう。

 

音楽は、「卒業写真」がいいなあ。

 

学生時代に、そんなドラマを考えていたんですよ。子どもでした。
「別れは、美学だ」みたいな…。

 

─ ─ ─ ─

 

【日記】

 

啓蟄だった昨日、出勤途上で鼻血が出まして、職場の治療室に駆け込みました。
大人しくしていると数時間は停止しているものの、夕方に再び出て、恐る恐る家まで帰ってきました。

 

青色申告の届けも完了して、さあ「オフィスねこさん」の始まりの日でもありました。

 

きょうは、近所の耳鼻咽喉科に行ってきました。
原因となる心配はなく、止血剤をもらってきました。

 

─ ─ ─ ─
【きょうの買い物】

 

○関野吉晴著
グレートジャーニー地球を這う ユーラシア~アフリカ篇
筑摩書房 \950

 

○遠藤周作著
女の一生(上・下) \705,\667

 

| 2006-03-07 18:05 | 日記系セレクション

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