伝言
考えてみたら、「伝言」という言葉は、古くさいですね。
GREEには「伝言板」というものがあるらしいけど、PCのみの私にはまったく見えないから、何のことかワカランのですけど。
伝言ってのは、直接言う訳ではないから、もしも何かをそこに伝えるためにしたためたとしても、それが届いたと言う保証はどこにも無い。もちろん、メールだってそうですけど。
「鶴さん」の終楽章で、同窓会の幹事の方が快くメールの転送を引き受けてくださるのですけど、鶴さんからは何の連絡もなかった。
あの時も、私の気持ちは毎日ドキドキして、伝言が届いたかどうかを心配する日が続いた。
でも、そんなに上手く事が運ぶなんて、考えてはいけなかったんだな、と今になって思う。
伝言は、途中で消えて届かないことだってあるんだという、そんな儚いものだからこそ価値があるのかね。
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