切り通し多羅尾寒風押し通る 山口誓子
すっかり秋も深まりました。11月中旬にやってきた寒波のせいで、御在所岳にもうっすらと冠雪があったようです。山が綺麗に色づいているようすでしたので、そろそろ紅葉狩りでも行きたいなと考えていたのですが、あっという間に冬ですね。
| 切り通し多羅尾寒風押し通る 山口誓子
| ふるさとのしぐれぐもゆく鬼の面 奥山甲子男
三重県という地域は温暖な気候ではあるものの、吹く風は冷たく、その寒さをうたったものも多いようです。(1首目は伊賀の御斉峠に句碑があります)
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今月のメルマガでは、地球温暖化をテーマにした講座をご案内しました。身近な課題でありながら、なかなか身近に考えていないのが地球温暖化です。
秋の味覚であるサンマの体長が今世紀末には10センチも小さくなってしまうとの研究結果を、山中康裕・北海道大学大学院地球環境科学研究院助教授が発表されました。(10月初旬)
また、紅葉の長期変化傾向をしらべてみると、50年前に比べてカエデの紅葉が二週間ほど、イチョウの黄葉が10日ほど遅くなっていることが気象庁から発表されました。(11月初旬)
地球温暖化防止ということに特効薬や即効薬はなく、日常のゴミ削減や3Rの精神などの集大成が実を結ぶであろうということを考えると、ひとりひとりがしっかりと意識を持って行動したいものです。
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