銀マド>もうひとりの私 <雨水篇>
半月に1度、こうして様々ことを考えていると、
このまま時間が泊まって欲しいという衝動が襲う一方、
「義経」で義仲がやられてしまう所あたりを読んでいると、
時間をこのまま止めてはいけないのだという焦りのようなモノも湧いてくる。
仮想の時空で人物に触れる。
そこに、
現実の自分を睨みつけるもうひとりの私がいる。
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堀江謙一さん。元気だ。
>2月17日(木)
>日本時間 18時 現在
>南緯 43度37分
>東経 18度32分
>天候 曇り 南西の風 8m
>気温 11度
>3時間ほど前に前線が通過し、寒い南向きの風にかわりました。
もうすぐ、喜望峰だ。
でっかい海で、8メートルもの風にさらされながら居ることは、とても恐怖なことに思えるのですが、堀江さんにとったら恵みの風なのかもしれない。
寒冷前線が通過して、風向きが変わる。さり気なくそのように書いているけれども、気合や意気込みが伝わってくる。
本当の闘志というものは、大海原で静かに内に向かって燃やすものなのかもしれない。
淡々と進むことが偉大なのですね。淡々と・・・・
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今日は雨水。
朝、6時に庭に出て新聞受けから朝刊を取ってくるのですが、空が明るくなっていることに驚きます。雨水だと知っていたし、お天気も下り坂だと予報が言っていたのに、予想がハズレて厚い雲が無かった成せいか、余計に明るく感じたのでしょう。
天気予報どおりに夕刻から本降りです。今の季節に降る雨がざーざーと音を立てて降るのを見ていると「本降り」という言葉がとてもふさわしく思える。春を招く雨ですね。
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