春という季節 4月4日号 清明篇
麦がぐいぐいと大きくなって緑を逞しく成長させている。
この姿を見ると春が近いのだなぁ、待ち遠しいなぁと感じ、自然の息吹に感動するのである。
都会でも麦畑を見ることができるのだろうか。
風はまだまだ冷たい。
しかし、バイクに乗って郊外に飛び出したい、そう思っている人も多いだろう。
思い切って出かけるのもいいでしょう。
梅の便りが真っ盛りです。
あのほろ苦い香りが、地味でありながら愛しい。
春という季節は、混沌とした部分もありながら、閉ざされて枯れていた自分自身が、これから夏という季節を迎える準備をするのだという、わくわくドキドキするひとときでもある。
ぼたん雪がはっさくの木に積もって、花火が開いたように成っていた黄色い実が雪をおぶって重たそうにしていた1月、 2月。しばらくしたら、南風が吹き荒れて、その後北風が再び吹いて、黄色い実は落ちてしまった。
真っ黒い土の上に転がった実を集めに畑にゆくと、ふきのとうが芽吹いている姿を見つけ、目の前に広がる麦畑に足を踏み入れてみたくなってきた。
土が温かくなってきている。
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