私たち夫婦は年月を、最初の孫が生まれてからの歳月で測るようになった。「もう、七年になるんだね」というふうに。
いつからか、私は自分の記憶のない時代、幼年時代を明らかにしたいという気持ちを強く持つようになった。そこに光を当てたいと思ってきた。記憶のない時代に、どのようにして心が作られてきたのかを見たいと思ってきた。孫が生まれたのは、ちょうどいい機会だった。

1 ほほえみの生まれるとき
孫に出会える奇跡
赤ん坊は「かわいい」か?
ほほえみの生まれる時

2 心は花のように開き
赤ん坊は奇跡である
はじめての声
ガジガジ
はじめての芸と遊び

3 笑い
笑いは無限
笑いをとる
笑わせる
「笑い」は進化する
一歳半の協会ー発明の時
遊びに生きる
言葉が出なくなる
言葉が始まる

4 新しい歌、新しい遊び
お絵かきはじめと積み木
ぐずる

どっちが好き?
新しい歌新しい遊び
最近得意なのは「ガブ」

5 遊びを食べて子どもは育つ
言葉は増えるが、わけがわからない
祖父は友だち
はじめての後悔
お友だちといろいろあってーその①いらいらする
その②言いつける
その③「そこ、もめるよ」
やりたいときはできるとき
きかない

6 恐怖とその克服
めちゃめちゃになる
恐怖の始まり
恐怖を克服した日

7 心の枝は展がり
お手伝いできます
歌をつくります
思いやりも生まれる
「マダガスカル、はしっていって、かえってきて」

8「ごっこ」に夢中
一人で遊び、あたり、しなを作る
「お店屋さんごっこ」三時間半
「おとなっぽいおみせ」構想中
「まったく、こいつは」
とってもすてきな保育園

9 孫と祖父母
「子ども」と侮るなかれ
祖母の風景
懐かしい風景への同化

10 心の香り
「ひみつ」
孫は祖父の新能力を引き出す
子どもの日々は輝く
悔しい
「しんけいすいみゃく」
行く前に報告書を書く
「せっせっせーのよいよいよい」
「まほうのなんだよ」
思いやり


11 彼方へ
「おともだちに、なりません?」
祖父はガマを捕まえ
「いい写真だね、これ」
「もういやなことしかないからね」
お月見会のご挨拶
彼方へ