実のところを白状すると
図書館で借りてきたのです。

欲しいわ。

美味しいお肉とか
カッコいい服とか
素敵な指輪とか

そんなものはいらんから
この本が欲しい。

上下で5千円なんですよね。

本屋さんにしばらく預けておこうと思っています。

宮本輝全短篇 上
宮本 輝
集英社
\2,625

文庫本になっている作品は読み終わっているが、
今ここで、
読み終わっていることはまったくどうでもいいことで、
すべての作品をパラパラと見ながら、
この人がどんなことを思いながらこの作品を創作していったのだろうかと想像してみたり、
美的結集である書き出しを声に出して読んでみたりしながら、
どっしりと重いこの本を左手で包み込むようにだかえて
そっとページをめくってゆく。

本の放つ安らぎと活字の齎す味わいを愉しませてくれる本だと思う。

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宮本輝全短篇 下
宮本 輝
集英社
\2,625

感想を上巻に書いて、下巻を放り出しておくのがいやだった。

作家生活30年を記念して作ったというだけあって、素晴らしい本です。

読むために買うのではない。

(だって買う人の殆んどは、既に出版された作品であれば読み終わっているだろうし)

手に暖める。