斎藤末弘 罪と死の文学 戦後文学の奇跡

目次

現代のヨブ―北条民雄『いのちの初夜』
人生足別離―田中英光『さようなら』
死と焔の祈り―原民喜『夏の花』
汚辱と聖性と―椎名麟三『母の像』
不幸な女性たち―椎名麟三『美しい女』
諧謔と真剣さの統一―椎名麟三のユーモア
人肉食の逆説―武田泰淳『ひかりごけ』
生体解剖の罪―遠藤周作『海と毒薬』
心の奥に潜むもの―遠藤周作『わたしが・棄てた・女』
現代の同伴者―遠藤周作のイエス像
転生の祈り-遠藤周作『深い河』
現在の深淵-三浦綾子『氷点』
待望のうめき-丹羽文雄『一路』
境の神のふるさと-福永武彦『忘却の河』
失語と沈黙-石原吉郎の死と蘇生
贖罪の流れ-森有正『バビロンの流れのほとりにて』
無意識を掘る-高橋たか子『誘惑者』
贖罪の祈り-島尾敏雄『死の棘』
土着への闘い『モッキングバードのいる町』