図書館で借りました。この本が千円もするのは出版社の事情ですが、私は高過ぎると思います。借りて良かったと胸をなでおろす。新書形のこの手の本は、今やむかしの新書のイメージではなく、ブックレットを少し厚くしたものです。そういうふうに考えると価格は別にして手にとりやすいです。

内容ですが、(印象ですけど)明石家さんまさんが知識人やタレントの皆さんを集めてワイワイガヤガヤと言い放題のTV番組がありますが(ほとんどTVを見ないのでそんな番組がお茶の間でやっていたことがあるけど)、そこで話していたのをメモって本にしたのかなみたいな感じでした。実際には講演を纏めた本らしいです。

中身は軽量化されていて決して濃厚な内容を書いていません。世に出回っている書評とかPRページを読めば80%くらい書いてある。普通に暮らしていたら、どっかその辺の新聞の家庭面か何かでそのうち紹介されるやろ、っていう内容です。

枝葉をいっぱいつけて書いてるので、1ページに1行くらいを真剣に読む感じで、ぴょんぴょんと跳びながら読み進めることができれば、それがオススメ。

内容はそれほど新鮮味がなく、飛びつくほどには面白くないけど、普段から漠然としか考えていないことをきちんと言葉にしてくれてあるので、キーワードを手帳に書き留めながら読みました。

●そんなことどうでもええやんか
というようなことから
●確かにオモシロイし、
●知っててふーん
●なるほど
というものもあります。

自分の人生や生きていくスタイルを刺激するほどではないけど、心構えとして気にかけていると、例えば物忘れが減ってくる効果が出るかもしれません。でも物忘れが心配でこういう本を手にする人ならば、日常生活はもっとこの本で書いている「デビュー効果」に満ちたくらしをしていると思います。

しかし、羽生さんは好きなので、贔屓目に読んでみました。普段着の羽生さんに触れることができた感じはします。でも、実用的な内容はそれほどなかった。
やはり、講演で聞いた方が生の声も聞けて、そっちが良かっただろうな。