座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本

別に壁に突き当たらなくても、読めばいい。
客観的に自分を見つめる自分の姿が見えてくる。
それは感動的ですらあります。
人の心を、薬物でなく活字で、
脳みその中の神経を解きほぐすように、
ひとまず安心しなさいと言っている。
最後に動かねばならないのは自分なのだが、潤滑剤のようなものなのかもしれない。
考えてみれば壁なんて至る所にあって、ぶつからないで進んでゆくなんてことは、雨粒の中を縫うように歩くのに似ているような気がしてきた。