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【裏窓から 巻頭】

2017年6月16日 (金曜日)

かき氷

メルマガを書くときにあれこれと思いつく予稿の中にはちょっとメモで日記にしておきたいようなものもある

 


父の日が近づいているのでそんなことを詠んだ句などが色々と気にかかった

 

かき氷を食べながら話をする光景と父とかき氷を食べるシーンが頭の中でドラマのように出来上がるのだが、よくよく思い起こしてみると、ぼくは父とかき氷など一度も食べたことなどなかった

 

----

 

一度、京都のレストランで食事をしたことがあって、ステーキを食べたことがあった

 

農家で、汚い作業服姿しか見たことのないぼくは、この人がナイフやフォークを持って食事などできるのだろうかと、身体中から血の気が引くほどに恐々として見守っていると、さささとエプロンをつけて何食わぬ顔でナイフとフォークを使いこなし、ステーキを食べはじめた

 

ぼくはたった1度だけつまりこの時だけ、父と向かい合って食事をした覚えがあるのだが、かき氷は食べたことがなかった

 

この話はボツにした話なのでここに書いておこう

 

 

かき氷

 

 

(6月号のメルマガから)

 

■ 巻頭言

 

衣替えが過ぎて梅雨入り宣言が出たころから、朝の通勤列車の様子や街の中のちょっとした風景にも変化が現れ始めて、少しずつ夏の暮らしの一コマが見えてきます。

 

 

 かき氷前髪切った顔同士  工藤 惠

 

若者たちもお年寄りも、ちょっとオシャレに髪を切る。

 

久しぶりに会った友だちと喫茶店で何を話しているのでしょうか。

 

梅雨の合間のぐぐっと気温が上昇した日、パッツンと切った前髪の涼しい風景が爽やかに浮かんできます。

 

イベントが目白押しで、少し早めにメルマガをお届けします。

 

🍀

 

■ あとがき

 

 匙なめて童楽しも夏氷 山口誓子

 

 

かき氷というのは、冷たい水をがぶがぶと飲むよりも、身体中をクールダウンするのに効果があるように思います。

 

おそらく氷が喉を通り抜けるときに頸骨付近の動脈や静脈を冷やしますので、その冷たさが全身にあっという間に行き渡るからでしょう。

 

むかしからかき氷はありますけど、もちろん、そんなことを考えながらかき氷を頬張るわけではありません。

 

近ごろは華やかな色に加えてトロピカルな味も増えて値段もお手頃ですし、甘味に気をつければ健康的で、子どもたちにも喜んでもらえるので重宝します。

 

 

2017年5月18日 (木曜日)

孫の離乳食メニューを大人用にちょいとアレンジ

■ 巻頭言

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

大型連休が過ぎて、お菓子の博覧会も大勢の人に来てもらって終了しました。

みなさんはお出かけになったでしょうか。

 

長い休みが終わって五月中旬に突入すると、いよいよ夏の暑さがやって来る時期を迎えます。

 

俳句 e船団 ねんてん今日の一句でこんな句を見つけました。

 

 おじさんはこれでいいのだ冷ややっこ 宇都宮さとる

 

ちょうどその日の夕飯でお豆腐が食卓にあったのをみて、妙に嬉しかったです。

夏はそれほど好きではありませんが、冷ややっことかビールは大好きです。

 

さてさて、どんな夏になるのでしょうか。

 

 

■ あとがき

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

巻頭でビールのことを書きながら、以前にもビールネタを書いたので、

 

あいつ、また、ビールのこと書いとるやんか、と思われたかもしれません。

 

でも、約1年以上続いているウォーキングのおかげで体重が5キロ以上も減っていまして、ビールはちょっと怖い飲み物にも見えてくることがあります。

 

食生活が少し変化したのも理由かも知れません。

 

……というのは、孫の離乳食メニューを大人用にちょいとアレンジしたおかずを食べることが少し増えました。

 

離乳食というのは、短時間で簡単に作れて、栄養バランスも考えられていて、レシピ本を見ても料理好きの父さんをとても刺激する内容が盛りだくさんです。

 

そんな折、偶然に、働きながら子育てに奮闘するパパとママの日常をテーマに公募した川柳「オリックス働くパパママ川柳」の第1回受賞作品を見ていたら、

佳作のなかに

 

 おべんとうなぜか僕まで離乳食   (コトノシン・31歳・女性/三重県)

 

というのを見つけました。

 

作者が三重県の人だったので無理矢理ここで紹介してしまいますが、いかがでしょうか、健康志向の方には離乳食のレシピをお薦めします。

結構、ビールに合うモノも多いです。


M's Zoom

 

 

ハンバーグ

 

 

12日 悠人のお夕飯

 

 

11日 悠人のお夕飯

2014年3月18日 (火曜日)

あしたを生みだす ─ 裏窓・号外

 

 

■■ 巻頭言

 

春の足音が聞こえ始めるとあっという間に野山が華やかになり街行く人の装いも少しずつ変化してきます。オフィス街に溢れる人たちも颯爽としていて春らしさを感じる毎日です。少しばかりの寒の戻りがあっても、新学期には花が満開になるように植物たちは準備を着々と進めていますし、新学期や新年度をこの時期に決めた昔の人はエライなあと思えてきます。

 

そんなふうに花の咲く来月、いよいよ三重県総合博物館(MieMu:みえむ)が開館します。首を長くしてお待ちの方々もさぞかし多いことと思います。津駅から偕楽公園に寄り道をしてツツジを楽しんだ後、美術館を経て博物館までとゆっくり歩いてみるのもいいかもしれません。いつかこの道が、四季の花に埋もれるフラワープロムナードのようになってくれるといいなあと夢見ています。

 

博物学という分野は、子どものころから意外と身近にあったのではないでしょうか。家の本棚にずらりと並んだ百科事典などに植物や動物の図鑑があって、子どものころは絵本代わりにこの図鑑を眺めたりして過ごしました。大人になったら昆虫学者になるんだと夢を持つ友だちがいて、夏休みには一緒に昆虫採集や近所の河原へ化石や鏃(やじり)を採りに出かけたりした思い出などありませんか。

 

そういう思い出を結集させてくれたのが博物館なのだろうと私はイメージしています。高校の教科書で今西錦司先生の大興安嶺探検という著書を知り、探検家になりたいと夢に見たこともありました。

 

博物館といえば、京都大学総合博物館(京都市)や国立民族学博物館(吹田市)がまっさきに浮かびます。MieMuもこれらに負けない魅力的な博物館になって欲しいです。そのためには、利用する人たちも本当の博物学の面白さを、知識だけでなく体感して熟成させていかなくてはならないと感じます。

 

興味深い企画があがっているようです。MieMuに見学にお越しになるみなさんと私たち環境生活部のスタッフが一体となって、あっと驚くイベントや展示を見たり体感できると、三重県がもっとおもしろくなってくると思います。

 

■■  あとがき

 

 

 

明日を生み出す力。子どものころの生き生きした自分に戻ることからスタートしたいと私は考えています。

 

 

 

博物館のことを書くことで、博物学とは何だろうということを考える機会ができました。それを探っていくと、子どものころには何にでも「わくわく・ドキドキ」な気持ちで踏み込んでいって、知らないことがあっても「知ること」へ変えてゆく原動力としていたことを思い出します。

 

このごろは、どこかに出かけて何かをするにも、あらゆる面で準備万端になっています。やはり、好奇心を刺激してものごとを探求するには、少し未完成である方がいいでしょう。未熟で未完成なものを散りばめることで、多くの人々を惹きつけて欲しいです。

 

私たちがふだんから接している環境学だって博物学と仲間の体系で、たぶん同じステージで未来を見つめているのでしょう。だったら、環境創造活動をするたくさんの人たちもMieMuに集い、もっと手を取り合って一丸となって進んでいけるといいですね。

 

 

 

そうすると、MieMuの「明日を生み出す力」が築き上げる未来は、きっと楽しくておもしろいものになって行くのだろうな、と思います。

 

2012年2月18日 (土曜日)

春を待つ 2月号

●● 巻頭言

 

 一雨ごとに春が近づいてくるのがわかります。冷たい雨の日もあれば柔らかい陽射しの日もあって、どこかで春が生まれている感触を味わう日々が過ぎます。

 

 外にも出よ触るるばかりに春の月 中村汀女

 

 夜は夜で、木星や火星が明るく輝いてくれて、空を見あげる人たちを釘付けにしてくれます。中村汀女が詠んだこの句は立春のころの丸い月を見あげてのことでしょうか。

 

 春を待つ人がたくさんいます。受験、健康、家族などなど、みなさんはどのような春をお待ちでしょうか。

 

●● あとがき

 

 電気自動車が面白い。電気供給スタンドがガソリンスタンドに代わってしまうまでにはかなりの時間がかかりましょうが、都会では月々3千円ほどの会員価格で充電し放題というところがあるそうです。

 

 しばらくの間は、電気自動車はセカンドカーとなるかもしれません。しかし、ガソリンよりも電気の方が安いことが広く知れ渡るようになれば、郊外型のショッピングセンターで充電中にお買い物をしたり、家のガレージに車を入れて夜に充電、朝は満タンで出勤という日も近いと思います。

 

 太陽電池や風力を利用した発電施設が増えてくれば、電気を起こす技術も一緒に進化することになります。自然エネルギーのコンパクトな発電施設がたくさんできれば、暮らしの中の自動車のステータスなどが大きく変化をし始めるのでしょう。

2012年1月16日 (月曜日)

木枯らしのゆくところ

●●
●● 巻頭言
●●

 

去年の暮れのメルマガで反射式の赤外線ストーブのことを書きましたが、そんなに売れるものか半信半疑でした。ところが、年末に訪ねた家庭では、 どこもこの赤外線式のストーブが赤々と燃えていて、焼き芋をしながらおせちの豆を煮込んでいました。

 

薪ストーブの話も書きました。友人宅の庭には木の切株がゴロゴロとしていて冬の間は暖炉の火が絶えないのだ、という話です。100万円近くするストーブでありながら予想以上のブームを巻き起こし、新聞やTVでも話題になるなんて、少し驚きです。

 

……ということは、自然エネルギーや電気自動車のブームもある日突然やってくるのでしょうか。

 

電気自動車(EV)のCMは、車のイメージから変わって、オシャレな日用品の感覚です。数年後には、ちょっとそのへんまで出かけるときは誰もが オシャレなEVで行く時代が来るのでしょう。家を新築するときは、EV用充電スタンドが標準装備になるのも近い未来です。

 

新年にこんな夢を考えるのはとても楽しいです。目標に向かってみんなが力を合わせて暮らしのスタイルを変えていけたらいいな、と思います。

 

●●
●● あとがき
●●

 

凧もあげないしコマもまわして遊ばないお正月が過ぎてしまって寒の入りとなりました。いよいよ本格的な冬の到来です。

 

お正月に少しサイズアップしたお腹の周りを気にしながら、魚の丸干しを食べていますと、伊勢平野や紀州の人たちが昔から愛してきた魚文化をしみ じみと感じることがあります。

 

 木がらしや目刺にのこる海のいろ芥川龍之介

 

 海に出て木枯帰るところなし山口誓子

 

芥川龍之介の俳句には幾つも木枯らしが出てきます。一気に吹き抜ける儚い風が彼は好きだったのでしょうか。

 

木枯らしで思い浮かぶもう一句は、三重県ゆかりの俳人・山口誓子が詠んだ木枯らしで、これは鈴鹿山脈から吹き降ろす強くて冷たい北風でした。三重県の人なら誰でも理解できる風は、海に出て伊勢湾を吹き抜けてゆきます。

 

巻頭でEVのことに触れましたが、これからの電気を作り出すために洋上風力発電が注目を浴びています。青山高原には40機を超える発電施設がありますが、その調子で海の上にも電気を起こす設備を作ってしまえば、当県は屈指の自然エネルギー活用王国になれますね。

 

伊勢湾へと吹いてゆく風にはものすごいパワーが隠れていて、これを海上へ捨ててしまうのはもったいないので、上手に利用すれば夢ではない?かも 知れません。

2011年11月16日 (水曜日)

枯れ色にうつろう

■── 巻頭言

 

枯れ色の大豆畑を通勤列車の中からぼんやりと眺めつつ、いつの間にか終わってしまった夏や足早に過ぎ去った秋を振り返り、やがてくる時雨まじりの凩が吹く冬のことを考えていました。駅前のショッピングセンターにはすでにクリスマスツリーが飾られ、冬を迎える準備は万端のようです。

 

コタツを出してこなくては、そろそろ寒いなと感じるようになりました。コタツでマフラーを編もうと思っている方も、ぼちぼちと気合を入れてスパートをかけて下さいね。

 

節電対策も頑張らねば…ということで、みなさまのご家庭でも省エネに力を注がれると思います。ちょっとした工夫をすれば、節約をしながら温かい冬を過ごせます。たとえば、断熱材を上手に使うと効果が出ます。ひとつだけ身近なものを紹介しますと、お風呂の湯舟に発泡スチロールのような板を浮かせるだけでお湯が冷めませんので、ぜひ、お試しください。

 

11月下旬を過ぎるとぐんぐんと寒くなってきます、どうぞ、十分な準備をして師走をお迎えくださいますように。

 

■── あとがき

 

いよいよコタツの季節になりました。うたた寝をするのが大好きです。

 

そのコタツも子供のころは正真正銘の「やぐら炬燵」で、お風呂や竈で焚いた炭を「やぐら」の中に入れて使っていました。布団の中に潜り込むと煙たかったのを覚えています。

 

この頃、ファンヒーターに代わって赤外線反射式の石油ストーブがちょっと注目を浴びているようです。やかんを載せておけばお湯が沸きますので、部屋の湿気を保てます。さらに、沸かしたお湯でお茶も飲め、お湯が残れば湯たんぽに使えるからでしょうか。

 

おまけに焼き芋ができます。お芋を焼く温度は80度くらいが一番美味しく出来上がります。焼けてゆくときにできる旨み成分は、ちょうどこの温度条件でほどよく生成され、電子レンジですと高温(200度ほど)になってしまうため、お芋は柔らかくほぐれるだけで美味しさが引き出せないのだそうです。ストーブをこれから買おうというみなさんは参考になりますね。

2011年9月15日 (木曜日)

森を考える 9月

巻頭言

 

台風12号の被害に遭われた皆さまに心からお見舞いを申し上げますと共に一刻も早い復旧をお祈りいたします。

 

9月になってちょうど台風12号が去ってゆく日曜日からこのメルマガを書き始めましたが、引っ切り無しに電話が鳴り、雨も降りやみませんでしたので、県内の様子がとても気になっていました。そのあと台風が遠ざかってから、各地の被害状況が時々刻々と報道され、惨事の大きさの実態が明らかになってきています。

 

災害に遭遇された方々の復旧具合が気がかりです。事態が一段落しても、生活が元に戻り気持ちが落ち着くまでには相当の時間を要するだろうと思います。そんななか、災害ボランティア支援で活動をしている皆さんのアクションの素早さには敬意を表します。

 

このようなことが起こるたびに人類は多くのことを反省し、ひとつひとつを見直し改め、新しい道を切り拓いてきました。もう二度と起こさないようにと努めてきました。文明の進化の歴史を辿っても、人間の知恵と欲望が縺れ合いながら輝かしい実績を残しています。これからもみんなで力を結集させて頑張っていきたいですね。

 

◆------------------

 

あとがき

 

今月号も森林に関わる記事や情報をたくさん掲載しました。

 

森の話を書きだすと、星野道夫さんの「森へ-たくさんのふしぎ傑作集-」という本を思い出します。福音館書店から出版している本で星野道夫さんの文と写真で構成されています。(1365円)

 

この本をパラパラとめくると、たくさんの「ふしぎ」に出会えます。星野道夫の視線は、私たちを森へと、森の奥へと誘いこんでゆく。巨木の合間を縫って森の奥へと踏み込めば、想像もしていない景色が次々と飛び込んでくる。果てしない時間が過ぎた足跡を目前にして出会った不思議は、呼吸をしているような森の自然の姿であり、揺るぎない生命力だった。

 

初めて読んだときに私はこのような感想を書き残しました。何度読んでも、誰に読んでもらっても、いつもこんな風に森を感じていたいです。大きな自然災害の後ですから、山や森林のニュースが目を惹きます。私たちはもっと「ふしぎ」とトコトン付き合わねばならないのだ、と暗示を受けているのかもしれません。

2011年7月11日 (月曜日)

ふみづき ─ 7月に考える

■巻頭言

 

 学生時代に情報処理方式関連の講義でコンピューター言語の話になったときに脱線して先生が「辞書は読むものなんだよ。大言海という辞書があってこれは引くのではなく読むモノなんだ」と仰っいまして、そのときはチンプンカンプンでどのような点に深みがあるんかさえわからなかったのですが、このごろになってその重みらしきものを少し感じることができるようになりました。

 

 先生のその言葉に出てくる「大言海」という辞書を編纂したのが大槻文彦博士で、とんでもない偉い先生だったのだと後で知り、若き時代の学への対峙の浅はかさを反省したのです。

 

 七月が「ふみ月」と呼ばれる理由を、「稲穂がふくらむという意味の<穂ふむ月>が転じて<ふむつき>になりそれがのちに<ふみつき>になった」と、その大槻博士は書いてられます。

 

 今年は梅雨の入りが1週間ほど早くて、その分七夕様のころには明けてしまいました。にもかかわらず七夕祭りの夜には例年に背くことなく雨模様で、たくさんのみなさんが短冊に捧げた願いも厚い雲の下での祈りとなったわけです。

 

 しかしながら、梅雨が明けましたら瞬く間に暑さは本格的になり、稲穂ももうすぐ顔を出すのだろうと思います。ちょうどこのメルマガを書き始めた7月10日の朝、県庁のケヤキの脇の石段でセミの声を聞きました。時雨となって降るほどではなかったものの、このケヤキの木陰にセミ時雨の日々が来るのは間近だと感じます。

 

 蛇足ですが、七月を英語では、July といいます。これはジュリアス・シーザーの誕生が7月で、その偉業をたたえたものだということを知りました。海外では人物にちなむ暦の名称も私たちの国では稲穂にまつわり、ここでも日本人の生活文化には大きく農作文化が関わっていることを知らされたのでした。

 

--

 

■後記

 

 空調のない休日の職場でメルマガの編集をしながら、ふと暑さのことを振り返ってしまいました。

 

 もう遥か三十年以上も昔に受験や卒業の勉強に明け暮れた時期がありました。それが幸か不幸か同級生よりもちょっとばかり長く続いてしまったせいで、暑い夏に泳ぎに行ったり山に出掛けたりするという青春の明るいページが友人たちよりも少ないのです。七月といえば夏休みの真っ最中で、分厚い教科書のことはすっかり忘れてぼんやりとできるまたとない貴重な季節なのでしょうが、冷房も無く風呂も無い下宿に篭っているか、大学の研究室の一角に簡易的に寝泊りしたりして、甚だ汚くみすぼらしい生活をしたことばかりを思い出してしまいました。

 

 今年は節電の呼びかけが例年以上なので、冷房装置の電源を切って夜を過ごす人々が増えて、個人的には仲間ができて非常に喜んでいます。三十年前にはクーラーのある下宿などは間違いなく一軒も無かったので、どこもかしこも窓を開け放ち、隣部屋の女子大生さんでさえも、みなさんが夜どおし窓を開けっ放しで寝ていた時代でした。

 

 各人が熱を放出しないため、外の空気は意外にも涼しかったようです。調べてみると電力消費量は(1970年代から)三十余年にウナギのぼりの傾向で、3倍ほどの電気を各家庭で使用するようになりました。
 参考サイト 

 

 電力消費の数値は即ち発熱量と言い換えてもまんざら過言ではないので、もしも三十年のタイムスリップができてあのころの人々が現代に瞬間移動できたならば、私たちの暮らしに触れてみて、電熱器を抱いて暮らしているようなものだ、と感じるかもしれません。

 

 豊かさに満足することはある種の麻薬のようなもので、しかも、ヒステリシスを伴うのでなかなか昔には戻せません。節電以外にも目を向けようという世の中の動きもあるのですから、生活スタイルを思い切って見直してみるのが一番でしょう。エアコンを停めれば大気は相乗的に涼しくなり、効果は大きいと睨んでいます。やってみませんか。

2011年2月11日 (金曜日)

遥かむかし ─ 2月の初めに考える

(裏窓から)

 

■ 巻頭言

 

初冬に奈良の飛鳥地方を少し散策する機会がありました。思いつきの小さな旅でしたので、駅に降り立ってから案内板を頼りにバスに乗りました。有名な石舞台古墳に着いたころはお昼時で、ちょうど広場の前にあった「農場レストラン」で古代米のカレーを食べました。初めて食べる古代米の味は黒くて硬い(コワい)感触で、まるで玄米のようでした。古代人たちはこんな味を日常としていたのか、と思いながら食べて、そのあと高松塚古墳跡に向かいました。

 

永年京都に居た私には、飛鳥地方に来るとまた違った独特の時流を感じることがあります。橘寺と川原寺に挟まれた芝生広場に佇むと、聖徳太子の馬蹄の音が聞こえてくるようです。

 

はたと思考が止まります。この時代の人々には、地球とか環境、汚染という言葉が存在しなかったのではないか。もしかしたらゴミという言葉もなかったかもしれない…などと思いました。

 

折りしも年が明けてから、桜井市の纒向遺跡で大量の動植物の骨や種が出土しました。環境考古学の分野から見てもドキドキです。

 

出土品には、モモの種、猪や鹿、鴨、鯛や鯖、鯵などの骨があるといいます。上古の人々の祭祀や食事に思いを馳せ、現代人の幸せや豊かさを見直してみると、私たちが次の世紀へと伝え遺すべきものとは何か、を考える良い機会になります。

 

 

 

■ 後記

 

三重県環境学習情報センターが募集した「かんきょう川柳」の発表がもうすぐあると思います。川柳や俳句、短歌など、いろいろなところで募集がありますが、これらの入選を見ていつも驚かされるのは子どもたちの視線です。それは畏れ多くも大人への気づきの警鐘でもあるのかもしれません。第3回佛教大学小学生俳句大賞の高学年最優秀作品も素晴らしかったです。

 

 家族の足安心してるほりごたつ  谷矢奈美(世羅町立せらにし小学校)

 

子どものころは、居間の真ん中に掘りごたつがありました。台所でおこした炭を堀こたつに運んで布団の中に入れます。この句を読んで、顔を突っ込むと煙たかった子どものころを思い出しました。

 

おそらく人類誕生の初期に火というものが発見され、ヒトは様々な形で暮らしの中に火を取り入れてきました。掘りごたつはいつの時代に人間の住居の中に作られたのか、門外漢の私にはまったく想像もつかないことで、火を使う「こたつ」というモノは、巻頭でも触れた上古以前の生活にはまだ登場していなかったかもしれません。

 

何れにしても、火は、どんな時代においても環境と融け合って様々な形となり温もりを与え続けてきました。

 

余談ですが、燃え続ける火を見ているのは大人になっても結構楽しいもので、知人が新築した家の居間には大きなマキの暖炉があります。一日中火を絶やさないのが上手に使いこなすコツのようで、大人でも簡単に持てないほどの大きな木の切株が庭にゴロゴロしています。

 

オール電化の時代になってゆけば、火はどうなるのでしょうか……。

 

2010年12月10日 (金曜日)

十二月の巻頭言

【巻頭言】

 

 この季節になりますと、強く冷たい風に晒されて伊勢沢庵がはさ掛けされている景色を見かけることがあります。その姿は、凩に立ち向かうかのようで勇壮にさえ見えてきます。

 岩田涼菟の代表的な作品に

 

凩の一日吹いて居りにけり

 

という句があります。

 

 また、山口誓子も木枯らしを詠んだ句があり

 

海に出て木枯らし帰るところなし

 

が有名です。

 伊勢平野に暮らす人々であるからこそ、寒風の厳しさがよくわかるだろうと思います。

 師走を迎えましたが、本格的な冬はこれからです。環境のことも考えつつ、生活に工夫をして、冬を楽しく暖かくお過ごしください。

 

 

【あとがき】

 

CO2削減のために、暖房器具を上手に使って効率良く暖房しましょう、といろんなところで様々な工夫が紹介されています。皆さんは、どんなことを実践されているのでしょうか。

意外と見逃しがちなのは、暖房便座と温水シャワー、キッチンでは電気ポット。スイッチをオフすると途端に不便ですが、少し我慢が必要かもしれません。

効果を考えればこの程度の我慢を、1人がひとつくらいしなきゃいけないんじゃないか、って思うことがあります。ちょっと、豊かで便利な暮らしにどっぷり浸かり過ぎな気もするのです。

暉峻淑子著「豊かさとは何か」(岩波新書)を読み返してみてそう思います。

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