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2017年8月 7日 (月曜日)

ともだち (2)  ー 立秋号

飾り気のない素朴なものを摘みながら明日は忘れていてもいい話をする 【裏窓から・立秋篇】◀️ NEW


ともだち (七月中旬号)を書いてから何日かが過ぎる。

その間にさりげなくツマにこの話を持ちかけてみた

「ともだちってのはなんでも話せるけど話せるだけやからな」

と喋りはじめたところで、ツマは大きく相槌を打ちながら

「そういうところがええのよなあ~」

という

ぼくはさらに続けて「ともだち」ってのは

「何の支えにもならないし

命を賭けて協力し合うなんてほとんど稀で

所詮「なかよし」なだけで

『ともだちって大事ですよね』

という言葉がもたらしている

ほんとうのともだちのイメージと

大きな隔たりがあるのではないか」

と言おうとしていたところを
遮られてしまっており

さらにぼくは

「たかが学生時代に偶然に同じ釜の飯を食うことになっただけで

一、二年の短い時間に何が分かり合えるわけでもなかったと思うのよ

どん底で一緒に苦労をして過ごしたりしたなら別やけど

たまたま出会ったお見合いの相手も変わらんやろ

もちろんお見合いというシステムは素晴らしい出会いのシステムではあるけど

ともだちをお見合いで決めるというのは一種の無謀な気がするのや」

と付け足した。

++

そのあと、ツマと何を議論したわけでもない

だが、ツマは

一瞬のタイミングで偶然に出会った我々をつないでいる不思議なチカラは

すごく安定してプラス(+)もマイナス(ー)もうまい具合に吸収しているのだ・・・

と似たり寄ったりなことを考えていたのではないか

「我々をつなぐ」不思議なチカラは決して世間一般にある「なかよし」なものではないし

「一日じゅう喧嘩をするように言い合いをしている」と身近な誰もが言うくらいだから

「なかよし」でも「ともだち」でもないだろう

「なかよし」や「ともだち」は、そう簡単に言葉でもカタチでも
表現できないものなのだということがわかってきて

おまけに、夫婦というものも
得体の知れないチカラで繋がるのだということがわかった

そんなことを考えて妄想にふけっているときに
大学時代に一二年を共の過ごした「ともだち」の一人が

メーリングのグループから抜けてしまった

可哀想に
抜ける決心をするまでは
さぞかし窮屈な時間を過ごしたのだろう

これまでの人生をおくった様々な社会のなかで
ポチッとボタンを押して
簡単に次のステップへと
ステージを変化させるようなこと
-組織を抜けたり、誰かを動かしたり、何かを壊したり-
移れるようなことはとても珍しい部類だ

何事も思い通りに使いこなせる術を
完璧に習得できることは素晴らしいことなのだから
そのことを考えると思案時間の長短にかかわらず
ポチッと押してグループから抜け出て
新しいステージへと移るまでには
さぞかし窮屈な瞬間があったのだろうと思う

スッキリしたことを願ってやまない

++

ヒトは

絶対に完成できないようなジグソーパズルみたいなシナリオの上で生きている

合わないこと、できないこと

悔しいこと、憤ること

許せないこと、不条理なこと

悲しいこと、うれしいこと

涙さえ出ないようなこともあるのだ

そんな中で

涙を見せたり、隠し通したり

笑ってごまかしたり

怒って見せたり

幸せを粧ったりして

生きているのだ

そして

これからもそうして

生きていかねばならない

長芋とオクラ かます

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