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2017年1月29日 (日曜日)

島泰三 孫の力―誰もしたことのない観察の記録

ちょうど私にも1歳に満たない孫がいる。その孫は三日に一回ほどのペースで帰泊する。

作者はサルの研究者ということでとても面白い視線で子供を見る。そういうところは数学物理系の視点で同じものを見ている私にとってはある種の新鮮さを感じる。

しかし、書物としては面白くないと言ったら野暮ったいか。

島泰三 孫の力―誰もしたことのない観察の記録

私は現在進行形で孫を観察している。だから、私の観察ノートの方がリアルでオモシロイ。

🍀

孫のある人や身近にある人は、楽しく 読める書物になり得るかもしれない。全く孫のいない人は、サル学の本を読む感覚に似ているの、面白いこともあるかもしれないが、初めから猿の本を読めばいい。と言いながらもまずまずオモシロイ。

でも私は燃えるようには読めなかったのも事実なんやな。

🍀

学者としての業績は輝かしいものがあって、専門を学ぶ人がその専門的な書物として 読めば素晴らしいものがあるのだろう。しかし、一人の市民が読書を楽しむ書物としては大勢にオススメしてもがっかりされると思う。

新書の持ち味としての狙いは良かったのだが、孫自体に目がいっていて、他人が読んでもおもろないし退屈であるし、ひとりよがり的にも思えてくる。

分析する視点はまた違った専門家として大いに参考になるけど、取り上げているのが孫であるだけに、孫が「じいじ」と呼んでいる様子などが出てくると三流の育児日記に思えるし、私にはじいじなんて言葉は気色悪いし、どんどんとハッとしない方向に落下していく。

育児の参考書として読もうとしているわけでもないのですし。

例えば、孫の深層心理とかストレスの分析とかであったら面白くて興味も出るのかもしれない。

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