冬眠をする ─ 大雪篇
7日は大雪
それほど寒くないなと思っていたのだが 大声で さむ~い と叫んでいる子がいたので 一生懸命に歩いたわたしだけが寒くなかったのか
廊下からデスクに入り込むときに天井の送風口から なま温かい風が顔をさするように吹きつけた
外は冷たい風が吹いている
❏
大雪の日 つぶやきを拾ってみる
夢のなか好きだと言って 逃げだすの
12-07 08:25
大雪や赤いセーター追いかけて
12-07 08:26
追いかけて遮断機くぐる月曜日
12-07 08:27
母は七十一年前のきょうの地震の日の思い出を話してくれたことがあります。終戦前のころの正月前で 麦踏みをしていた と言っていたかな。今度もう一回訊いてみよう
12-07 23:27
母が話してくれたむかしのことを単に物語や出来事として聞くだけではもったいないと歳を食うに従い切々と思う。平成10年に逝ってしまった父の話もわたしに話してくれたときの年齢を越えるころになって初めて心に響いて届く。
母は正月があけたら八十五歳になる。わたしはこの歳まで生きていないだろう。祖父も父も短命で六十五歳、六十六歳で逝っている。生まれながらにして内臓が丈夫ではないのだから、よく頑張ってもそのころまでか。あと、7、8年ほどの勘定になる。
❏
冬眠なんて そんな甘っちょろいこと言っていたら時間がもったいない。
7日は月曜日で大雪。それほど寒く感じなかったのだがあくる日の8日の朝は少しピリリと寒かった。
太陽はは地平線の下にあって東の空が赤くなり始めたころに霜が降りた真っ白の田んぼの横をコツコツと歩いて駅まで出かける。いつの間にか吐息が白くなるまでに寒くなていた。
ダウンジャケットは羽織ってみたが手袋が見当たらずカバンは幼稚園掛けをして手はポケットに入れて歩いてゆく。
夜明け前 初霜ひかりごけのよう
12-08 07:02
そんなふうに書いている。本当に初霜だったのかどうかはわからない。ただ、日の出は着実に遅くなっている。
つづきはあとで
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