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2015年5月19日 (火曜日)

過去への落し物

ここまで忘れていたのだから困っていないだろうということが過去への落し物みたいな気持ちです。

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NさんがSNSへのパスワードを
うっかり忘れてしまったときの
その後のコメントで
「過去への落し物みたいな気持ち」
と書いておられて、

わたしはその言葉のことで考え込んでしまう。
彼女が言いたかった真の心の内とは何なのかがぼんやりだったので、
もう少し正体を突き止められないかと思うほど迷路に入っていく。

だからすぐには返事めいたことも書けずに
この一節をメモに書き置いたまま睨み続けた。

睨んでみては諦めて
感情を冷ましてみては
もう一度睨んで考えた。

落し物ってなんだろう
自分の手から離れた瞬間に
もう棄てられてしまうかもしれない宿命があったのかな

それはないでしょ
落としたくて手から離れたわけじゃない。

でも
手から離れた瞬間に
自由になれたと考えれば
どうだろう。

人生の完全燃焼ストーリーのシナリオから
落し物のように遊離して
私は今の人生を歩んでいる。

落し物って
あいつら
いつか誰かに拾って欲しいと思っているのだろうか。


濃密な文章で反時代的な私小説を書いた
直木賞作家の車谷長吉さんが17日、死去した。
うーん。残念。
たくさんの直木賞の中でも「赤目四十八瀧心中未遂」は特に素晴らしい作品です。
おもいきり真面目に感想も書いている。
もう一回読もうと思う。

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車谷長吉 「赤目四十八瀧心中未遂」

  • 上手に生きてゆけない男が、身体が震え上がるような女性(アヤちゃん)に出会い、名門の出であることを密か……
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    車谷長吉 赤目四十八滝心中未遂

    BOOKs(読書日記)

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