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2015年4月 5日 (日曜日)

照れる膝小僧 ─ 清明篇

今日こそは履くぞと決めたスカートを鏡に映し照れる膝小僧

たびたび、それもおおかた忘れかけたころにふらりと出かけて何もしないできょろきょろと眺めてしっかりと作品も読まずに足あとも残さずに帰ってくるのだけれどそこに在る言葉のひとつひとつがとても心にひっそりと残るブログがある。

もともとはイラストが目に入ってその(失礼だが)素人っぽいタッチが若さとか大人びたとかそういう一線上にない輝きを持っていて立ち寄ったのだった。


ブログは
  それはそれは  短歌と、日々と、普通のごはん。
という。作品は「照れる膝小僧」という記事からお借りした。

わたしはこの照れる膝小僧というモノをぼんやりと思い浮かべた。何事においてもそうであるのだが、照れるという瞬間は美であると思う。その美のなかに隠された強い信念や意志であるとか、突き進んでいこうとするパワーの源があるのではないか。堂々として自信に満ち照れないのも大いに結構であるものの、照れたりはにかんだりする姿勢というのは狡そうだと悪くいう人もあろうけど可愛さがあってどうしても好きなのだ。

その膝小僧である。理屈の話はするつもりもないしそもそもできないから、感覚でモノを言うと、短歌というのは俳句と比べて14文字も長いゆえに、はっきりしていてそれぞれの質が印象を大きく変えてしまう。俳句ならば、

今日こそはと決めたスカート照れる膝小僧 (それでも長く、これは俳句ではなく)

この歌からどうしても消したくない言葉を拾い出して並べただけである。しかしながら、17音しか無いのだからコレをどうにか弄り回すしかないだろう。そのうちに段々と物語の情景が薄れていってしまって17音が完成するころには人それぞれが勝手気ままな想像をしているかもしれない。でも、この想像が好きでわたしは31文字の世界には行けないでいるのだが。

けさ、つぶやきブログに
 花筏あんたのことが好きかもしれへん
と書いてみてこのあとに

 あなたもわたしを好きになってよ
とか
 恋しい二人はここでお別れ
とか
まあ好きな様に物語を作ってぼんやりと戻ってこない昔を思い出していたのだ。

思い出していると憎しみと愛しさが半分ずつくらいだったひとりのオンナを思い出した。あのオンナとは琵琶湖疏水のほとりのしだれ柳のそばで出会ったのだった。

きっと歌人という皆さまはわたし以上に辛い恋をしてきているのだろう。辛ければ辛いほど、ひとときに照れて美しくなれるのだ。そこには哀しいと言ってはならぬ歴史がある。

たけのこ

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コメント

こんにちは、拙ブログを取り上げていただいて、ありがとうございます。
わたしはもともと詩を書いていて、それが短くなって短歌詠みになりました。
31文字が自分の表現には丁度良いみたいです。
俳句は文字数が少ない分、想像力やセンスが必要で、読むのも詠むのも面白い分、難しいですね。

ちなみに、この歌を俳句化するなら
  今日こそと決めたスカート膝小僧
でしょうか、照れ感は読者の想像にお任せして。
無季ですね。

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