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2015年1月13日 (火曜日)

寝巻の紐

▼寝巻きの紐

括り付けられて、叩かれたものだった。
「もうしません」と泣いて謝ったものだ。
小学生のころは、地震や雷や火事よりもオヤジが怖いのだ。
そういう状態であることは、時代が変わっても普遍性を保ってねばなるまい。

▼体罰

体罰がすぐに話題になっていた。
ツイッターやらブログで勝手に思うところを世間の人間たちは言い放題の時代になっている。
先言ったモンが勝ちとか、声が大きい方が正しいとかいう問題では無いのだが、まあそれに近い。
子どもは叱って育てるよりも、褒めてあげたほうが良いという声が一面的に大手を振っている。
反論は萎縮しているのだろうか。
みんなが「右向いて右」で、正しい方法や答はひとつなのだろうか。
おかしいんとちゃうか。
体罰のどこが悪くてどうしたら良くなるのかはっきり言えないまま「右向け右」かよ。

▼体罰2

── もう、手に負えんようになったなあ
そんな話を父と母がしていた或る時間を思い出す。
人権問題というものがクローズアップされている。
それは正しいことで良いことだと思う。
人権を蹂躙されて世の中で蔑まされて生きてきた人たちは大いに救われている。
そのことに異論を唱えるつもりはない。
子どもというものは、一般社会人として手離れをするまでは、気持ちの上ではまだ親の身体の一部であると思う。
いわゆる目の中に入れても痛くないものなのだ。
火事場に身を投げ打って子どもを助けにゆく本能を見ても自明だ。
重篤な病や臓器の疾患の治療のために親が自分の生きた身体の一部を提供するという事実もある。
この時の子どもの身体と体罰を受けるときの子どもは同じ身体だ。
体罰を罰という暴力という色に塗り替えてしまうのが、現代社会学の人権論であろうか。
数学や物理学を学んだ人は、受験時代には1つしかない答えを求めて競い合う。
あるときにこの分野を極めると「答は幾つあっても構わない、物事は多面的に見て多次元尺度で解析してこそ真髄に迫れる」という考え方とも出会う。
人権が提起する体罰についても、同じ尺度で見たり一方的に避難するだけでは本質的な解決にはならないだろう。
体罰の哲学の誕生から考え直すことが大切ではないか。

▼自立

叱られなくなった頃がある。
自立の頃だろう。
子どもはそのとき初めて身体が親から遊離するのではないかと思う。
私の場合はお馬鹿だったので、そののちも、時の流れを堰止めることもできずに勝手気ままに生きてきた。
多くの人に世話になって、またあるときは叱られて生きてきた。
いたずらに馬齢を重ねてしまったことを悔やむ。
自立とは、形や時間が定義するものではないのだ。
私自身が誰にも恥ずかしくなくなったときに見えてくる未来のなかに答えがある。

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