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2014年7月24日 (木曜日)

利休氷 ─ 大暑篇

「高円寺」といえば、中学時代に夢中になった吉田拓郎の歌が

君を好きだなんて言ったりすると
笑われそうな気がして
とても口に出すのがこわかったけれど
気がついてみたら君の方が
僕を好きになっていて
それで口に出さないでもよくなったんだよ

君は何処に住んでいたのですか
高円寺じゃないよね
だって毎日電車に乗っても 違う女の子に
目移りばかり それで電車に乗るたびに
いつも色んな女の子にふられていたんだものね

と歌っていて。

そんな音楽を頭に焼き付けて高校時代を送ってわたしが上京して住んだのが東村山で、あのころ売れ始めたばかりの志村ケンと久米川から高田馬場まで向かい合わせで行ったことも思い出す。

そして、そのあと住んだ西武池袋線の江古田は高円寺とは華やかさが違っていた。

ちょっと負けてるなあ・・・なんて思い出しながら悔しがっている。

あのころの若者はそんな変なところに見栄っ張りがあって、そのくせ汚い長髪に下駄履きで街を歩いた。

そう、あのころは歳上のおねえさんが大好きで、北海道の帰りに青森から上野まで夜行急行の同じボックス席で帰ってきたかわいいOLのおねえさん(樽角さんっていう珍しかった名前まで覚えている人)にせっせと手紙を書いてみたりもしていた。

利休氷

とおとさんと砂女さんの神田「竹むら」のお話はおろか、二人の俳句人が御茶ノ水から神田界隈を大人の雰囲気で語り合うところには、なかなか踏み込めない。

さながら、素敵な女がとまり木の向こう側で粋にやっているところに貧乏学生の成り上がりが声をかけるようなものだ。野暮はやめておこう。(実は、ふたりの大ファンなんですが)

だが、こういう二人の話に耳をか傾けていると、早々に都会を諦めて京都へと引っ込んでしまった自分を些か後悔することもあり、その一方であのまま東京で暮らしたらきっと夢を見すぎて死んじまったかもしれないなあ、と想像してみたりしている。


□■

一節ごとに自分を見つめ直そうとし、社会も眺め、ちょっとだけ皮肉も書いて、反省もするようなモノを書いて、せっかくだから少しは味わいのあるものでありたいと、当初から欲張って書き始めた「裏窓から」シリーズだが、このごろは少しネタが尽きてきてしまった感がある。

7月23日は大暑。

伊勢市三大かき氷のひとつ、利休饅頭さんとこの利休氷をツマと食べに行き、ささやかな夏休みを過ごした。

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