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2014年3月15日 (土曜日)

ごちそう

3月14日はツマの母の命日である。中3の卒業式の数日前に緊急手術をするといって京大病院に入院し、卒業式の前日に逝ってしまう。ツマの母はそこで止まったままだ。結婚したころは、思い出してはそれからしばらくは泣いてばかりいたが、16日に30回目の結婚記念日を迎える今では、もう泣いてもいられない。それでも、もう一回逢いたいなあとひとりごとを言っているのを聞くと、居た堪れなくなる。

中旬になって少し暖かい日が続いている。勤行をする部屋にも電気ストーブを持ち込まなくても良くなった。日一日と春になっていくのだろうな。そんなことを思いながら、16日の結婚記念日には何を食べようかな、などと考えている。ムスメは社交的で、毎日友人知人と食事をして帰ってくることが多くなったし、二人の食卓を何で飾ろうか。地味な食事になると思うが。

さて、ごちそうを食べたいな、と考えて子供の頃の食卓(飯台)を思い出してみた。

今日はごちそうを食べる日やなと察していると、母が家で一番大きな皿を持たせてくれて、魚屋さんでお刺身を買うてきてと言う。風呂敷に包んで皿を抱かえて店にいき、お刺身をおじさんにお願いすると綺麗に盛りつけてくれる。

一番大きな皿といっても、大人になった今に思い出すと、手のひらを広げたほどのもので、町の食堂でコロッケ定食を食べたときにキャベツとコロッケが載っている大きさの皿だったのではないかな。あれが我家で一番大きな皿だったのだ。

お刺身の値段が幾らだったかとかどれほどの量を(何グラムほど)買ったのかとかの記憶はない。買う母の方も家族で食べるので、というように私が言伝を受けたと思う。

流通システムが変化し、経済感覚も生活スタイルも大きく違った50年ほど昔、つまり、刺し身は、年に何度かのおめでたいときの「ごちそう」だったのだ。

今は一日一魚ということで、スーパーに並ぶお魚を買う折に、三日に一回くらいで刺し身が入る。私がツマと一緒に店に出かけると必ず刺し身を買うし、県内産で珍しい魚であったりすると迷わず買う。(珍しいといっても変わった魚ではなく、なかなか出回ってこない魚という意味です)

他に、子どものころのごちそうの定番は、寿司、すき焼きだろうか。

寿司は、スーパーで身近に買えるようになってしまった。すき焼きは、ごちそうジャンルから少し影を潜めて焼き肉などにどちらの家庭も変わりつつあろうか。

鍋といえば、水炊きかすき焼きをした。田舎の私にとっては、めでたいことがあって鶏を料ったときに水炊きをするか、牛肉を買いに行ってすき焼きになるか、母が手間をかけて寿司を作ってくれるのがごちそうであった。そうそう、味ご飯をたいてくれることもあった。

というわけであるが、現代はごちそう文化、よそ行き文化というものが消えていってしまったこともあって、毎日がごちそうのおうちも多いかもしれない。(毎日がよそ行きの服で過ごす人も多いでしょうし)

結婚記念日。16日。
何か旨いものを食べたいなあと思うのだが、何にしようかしら。
そうそう、16日は冷蔵庫が届くのだ。505リットルのを買ったんですよ。
実質二人なのに……。

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