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2014年3月18日 (火曜日)

あしたを生みだす ─ 裏窓・号外

■■ 巻頭言

春の足音が聞こえ始めるとあっという間に野山が華やかになり街行く人の装いも少しずつ変化してきます。オフィス街に溢れる人たちも颯爽としていて春らしさを感じる毎日です。少しばかりの寒の戻りがあっても、新学期には花が満開になるように植物たちは準備を着々と進めていますし、新学期や新年度をこの時期に決めた昔の人はエライなあと思えてきます。

そんなふうに花の咲く来月、いよいよ三重県総合博物館(MieMu:みえむ)が開館します。首を長くしてお待ちの方々もさぞかし多いことと思います。津駅から偕楽公園に寄り道をしてツツジを楽しんだ後、美術館を経て博物館までとゆっくり歩いてみるのもいいかもしれません。いつかこの道が、四季の花に埋もれるフラワープロムナードのようになってくれるといいなあと夢見ています。

博物学という分野は、子どものころから意外と身近にあったのではないでしょうか。家の本棚にずらりと並んだ百科事典などに植物や動物の図鑑があって、子どものころは絵本代わりにこの図鑑を眺めたりして過ごしました。大人になったら昆虫学者になるんだと夢を持つ友だちがいて、夏休みには一緒に昆虫採集や近所の河原へ化石や鏃(やじり)を採りに出かけたりした思い出などありませんか。

そういう思い出を結集させてくれたのが博物館なのだろうと私はイメージしています。高校の教科書で今西錦司先生の大興安嶺探検という著書を知り、探検家になりたいと夢に見たこともありました。

博物館といえば、京都大学総合博物館(京都市)や国立民族学博物館(吹田市)がまっさきに浮かびます。MieMuもこれらに負けない魅力的な博物館になって欲しいです。そのためには、利用する人たちも本当の博物学の面白さを、知識だけでなく体感して熟成させていかなくてはならないと感じます。

興味深い企画があがっているようです。MieMuに見学にお越しになるみなさんと私たち環境生活部のスタッフが一体となって、あっと驚くイベントや展示を見たり体感できると、三重県がもっとおもしろくなってくると思います。

■■  あとがき

明日を生み出す力。子どものころの生き生きした自分に戻ることからスタートしたいと私は考えています。

博物館のことを書くことで、博物学とは何だろうということを考える機会ができました。それを探っていくと、子どものころには何にでも「わくわく・ドキドキ」な気持ちで踏み込んでいって、知らないことがあっても「知ること」へ変えてゆく原動力としていたことを思い出します。

このごろは、どこかに出かけて何かをするにも、あらゆる面で準備万端になっています。やはり、好奇心を刺激してものごとを探求するには、少し未完成である方がいいでしょう。未熟で未完成なものを散りばめることで、多くの人々を惹きつけて欲しいです。

私たちがふだんから接している環境学だって博物学と仲間の体系で、たぶん同じステージで未来を見つめているのでしょう。だったら、環境創造活動をするたくさんの人たちもMieMuに集い、もっと手を取り合って一丸となって進んでいけるといいですね。

そうすると、MieMuの「明日を生み出す力」が築き上げる未来は、きっと楽しくておもしろいものになって行くのだろうな、と思います。

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