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2014年1月 1日 (水曜日)

十二支と五つの神様のこと

平成二十六年元旦。
五十七回目の正月を迎えています。

いつの頃からこのめでたい時期を意識し始めて、いつの頃からどうでもいいと思い始めたのか。一晩だけで大晦日から正月になり新年を祝うという変化をつまらないと思ってみたり、そのような人の作ったものへの反発を持ってみたり、何もすることもないので無意味な時間だとバカバカしさを露わにしてみたりしてきたこともある。

正月だといって慶んで騒ぎ立てていた時期よりも、無機質感を感じてたときのほうが長かったかもしれない。たかが三百六十五日のほんの一瞬だと思って、よそから持ってきてセッティングされたような押し付けと考えていたのかもしれない。それが非常に子ども染みた反抗のこともあれば、大人の理屈のこともあったわけである。

このような感情を誰もが経験をしたかどうかも不明のままであるが、実に社会はそういうお正月を一般化してゆく傾向が一部の潮流の中にある。当然、正反対に捉えている人も紛れもなく存在し、活用して仕事をする人や稼ぎを狙う人たちもいる。社会とはそういうもので、文化とはそういう流れなのだと思う、一方で、お互いの勝手な生活スタイルが全く無関心に、個人主義という言葉が都合のいいように利用された如く融合して、休暇を送りながら祭りを愉しむひとときがあり、これが年末年始であるという感じで進行する。

馬鹿じゃないの?!などと思いながら、1400万人もの人が訪れた伊勢神宮にアホらしい視線を投げかける人がいると同時に、今年こそはきちんとお参りにいって、心身ともに清らかであろうと祈願し意思を固める人がいる。

ここにいる日本の神様には教義があるのだろうか、いや、教義などなく、実はお守りをほぐして開ければわかるようには真っ白ではないのだろうか。つまり、そこには経典の文言が書かれているわけでもなく、まして「真実一路」などと書かれているわけでもない。神様の教えの哲学は、己が心に恥じざれば心がそれぞ真なりけり、というようなものなのだろうと思う。

私たちの暮らしの中には様々な神様がいる。それらと密接につながっているのが暦で、暦は一定の周期をもって人の心に意識を蘇らせる。一年を二十四期に分ける二十四節気、十二の干支でなりたつ十二支、そして五つ神様、木の神、火の神、土の神、金の神、水の神に、兄・弟をもうけて十干とした周期がある。この他に月の(汐の)満ち欠け、四つの季節が織りなすひとつの時間を三百六十五日とし、さらにこれに四年に一度の閏がある。

様々な神様にも守られて、あるときは見張られて生きているという意識が近代社会の発展と並行して希薄になる。社会の発展は人々の豊かさの象徴であり、幸せの充実であった。しかしながら、歪が起こり始めたのもこの充実感がピークに達するころのことだ。

神様を(ある意味では鬼を)心の奥に置き忘れた人が増えている。心に神を持つ人と持たぬ人が、神域へと押し寄せる。さぞや神様もお困りかと察します。

新年を迎えてまた1つ歳をとったというようなことを言ったら、あるところから反発を食らいました。誕生日で歳をとるのだから、新年に年齢を重ねるのは理に合わないと言うのです。まったく、その通りですので、何も申し上げませんでした。

私は節目をなくしてはならないと考えます。年齢は、医学生理学的なものであると捉えて、全くその通りですが、先に書きましたように、ヒトは数々の神様に守られてこの地上に生き永らえてきたわけで、五穀豊穣に感謝し、健康に感謝して、それをそれらの神様とともに祝いあうことが必然であり、その時期が、月が最も高度をあげて天から地上を照らす今の時期なのではないかと思うのです。

だから、私は正月でひとつ齢をとります。

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