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2013年12月30日 (月曜日)

寒さいっそう厳しくなりて候

雨降茫々日々記 1078から

砂女さんの正体は不明なまま。
それでいいのだと思うことにした

作品に弱さがない。
しかしながら、男気が強いかというとそうでもなさそうだ。不思議をいっぱいにしておく。

さて、

  • 今日もまたたましひ濡らし冬の雨
  • 剃り残る髭さぐる指暮れやすし
  • ボンボンがくつくつ笑ふ冬帽子
  • 山国は冬に至れり水に傷
  • 底冷の底で抱きあふ蝦蟇二匹
  • 残り湯に膨れ傲岸さうな柚子

12月25日のページのもので、冬至のゆずのころの作品がある。

私は文芸人でもなく文学とも無縁であるがゆえに、このページのポンポンのついた帽子を気に入っている。

「たましひ濡らし冬の雨」であるとか、「剃り残る髭さぐる指」、「くつくつ笑ふ」、「抱きあふ蝦蟇」というところに、この人の視点があるのだ。しかしそれを横取りして、私なりのドラマが生まれ、そのドラマは生まれてのち成熟する妄想のような形で変化をする。

まこと、俳句というのは、私にとって好都合で勝手気ままに時空を飛び跳ねてゆく。

砂女さんは、ゆずが「傲岸」という。私は、ゆず湯につかっていないし、「傲岸」さや、あくる日に落ちぶれて情けない姿になり臭気を漂わせていても、やはりそれは私にとってドラマでしか無い。

大学時代、母が編んだ毛糸の帽子を冬の間じゅう冠っていた。それにはポンポンがついていた。肩まで伸びている長髪が突然朝になって跳ねてしまってもその毛糸の帽子は私の髪を優しくつつんだ。

何度も繰り返し読みながら、カエルは本当に「抱きあ」っていたのだろうか。
冬が寒くなればなるほどに、抱き合うぬくもりが恋しい。

男気が少しあらわれている。

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【随想帖 II】」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。
今年も残すところあとわずかですね。

ブログをやっていてよかったなぁと思うのは、ねこさんのように普段の生活の中ではじっくりとお話する機会の無いような方と出会えることですね。

来年もいろんなお話聞かせてくださいね。

それではよいお年をお迎えください☆

◎◎ ───
【ねこさん】  お返事コメント
どうもお世話になりました。
ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

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