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2013年11月 8日 (金曜日)

冬布団ぬくぬく  ─ 立冬篇

7日は立冬でした。何の変哲もない1日と思ったら、夕方家に帰るつく直前で時雨に降られた。そんな季節になりました。

▼冬布団みな一斉にベランダへ

(6日)朝は暖かい日差しがさしていたので、どちらの家もベランダの手摺に布団が並んだ。

▼木枯らしや木戸をバタンと閉めにけり

4日には近畿地方に木枯らし1号が吹いた。それほど寒いと思わなかったのは、窓のこちら側から景色を眺めていたからだろう。

▼南天の赤だけ脳に焼き付いて

隣の庭に赤い実をつけている南天。ピラカンサには刺があるということを教わったあとで南天を見るとやさしそうな実に思える。私のドラマでは少し刺がある方がいいのかもしれない。

▼冬の鍋死んだオヤジの箸の癖

▼冬支度あなたの味を思い出す

大波小波を伴いながら潮が満ちてくるように、寒さがじわり・ザザザと押し寄せる。その度に、今夜はお鍋にしようといってコンロの鍋をつついている。

父と母と弟と、鍋をつついて夜を過ごした日々は、もう40年も昔のことになる。貧しい家であったので、鶏の肉をざっくり土鍋に入れて、畑でとれた野菜を放り込んであっただけの鍋だった。今のように洒落た味付けなどなかった。ポン酢の酸っぱかったのだけが鮮烈に記憶にある。

▼ねぶか持ち蕪村のごとく夜寒かな

月のはじめに母を訪ねたら、畑に出ていたのでそこまで行って、白菜がほしい、と願いでたら、まだ時期が早いわ、と言う。玉葱の植え付けで忙しいので、余りゆっくりと話をできなかったが、手伝わずに帰ってきたことを後悔している。もちろん、今までに一度も手伝ったことはないのだが、一度は手伝わねばとこのごろになって思う。手伝わんでくれ、手伝われたら明日逝ってしまうかもしれんわ、と叱られそうな気もしている。

柚子もたわわに成っている。母は柚子風呂にゆっくりと浸かるような性格でもないし、あの柚子はどうなるのだろう。ドロ土だらけの大根と竹籠(しんぐり)に一杯あった柿をもらって帰ってきた。

▼昼過ぎに畑で掘った大根をおろす

▼老夫婦小さい鍋でおでんなり

もらってきた大根をおでんにして食べた。

ムスメは用事ができて帰りが遅くなるという。

そういうことを、ほのかに喜んでみたり、未来を想像して、色々と思ってみたり……の毎日が過ぎてゆく。

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» 冬布団を出しました [Wa!ha!くまさん!]
wahaku冬布団みな一斉にベランダへ 11-06 08:42 みなさん、おはようございます。 昨日は、つぶやきがゼロでした。 ブログに感想を書いて、日記としました。 http://t.co/npxuSKMjzW 11-06 08:46 木枯らしや木戸をバタンと閉めにけり 11-06 08:57 南天の赤だけ脳に焼き付いて 11-06 10:11 冬の鍋死んだオヤジの箸の癖...... [続きを読む]

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