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2013年10月24日 (木曜日)

いつかは父と……

◎髭のこと
◎酒のこと
◎オシャレのこと

そのように書いたおぼえがきがメモ(アプリ)のなかに残っている。古くなってどんどんと下に追いやられていってしまう。

しみじみと父のことを思い出す夜に、静けさがこんなことを書かせたのだろう。

何の取り柄もなく、何かを主張するわけでもなかった。何かに激しく怒りを表す人でもなく、酒を飲んで饒舌にしゃべる人でもなかった。

現代農業と日記帳を枕元に置いていた。

たまにTVを見るというと、日曜美術館くらいのもので、またさらにみんなと並んでドラマでも見ることがあると、そっと涙を拭いているような人だった。

根っ子つ(彫刻)をしたり、尺八を作ったり吹いたり、絵を描いたりしていたのだろう。そういう1人の時間のときのあの人に私は関心を持たなかった。

こういう類の話は往々にしてあることで、多くのみなさんが生前のその人を回想するときは、多かれ少なかれ感じられるのではなかろうか。

自分とひとりきりで向き合っていたあの人と、どうして一緒の席にいって言葉をかわさなかったのだろうか。

「いつかはオヤジと飲みたかった」みたいな回想記を書かれている人を見かけることが多い。みなさんは、そろって、そのときの自分のことを悔やんでいる人が多い。

たぶん、父は待っていたのだと思う。

でも、内緒の話だが、オヤジさんが元気にして生きている人には、そのことを教えてあげないことにしている。それはニンゲンの宿命だから、未来を変えるようなことはしてはいけないのだ。

(各項に続く)

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