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2013年8月27日 (火曜日)

無謀 花も嵐もⅡ その55

あの年、四国を回って西に行くルートは、室戸岬経由だった。

真っ昼間のフェリーに乗ったと思うので、徳島に着いたのはお昼すぎ。最終目的地は、Mさん夫妻と待ち合わせるのは奥さんの実家のある宿毛市だった。

その日の夜は、日和佐の駅だった。

テントを持って行ったものの、ホームセンターで3000円ほどで買った安物で、設営練習もしないで行ったので日和佐駅付近の海岸のキャンプ場で設営に手間取り、最終的には挫けてキャンセルして設営料金も返金してもらって、半べそで日和佐駅の立会室でオロオロしていたのだった。

あのときは、未熟だった。旅慣れしていないとあれほどまでに先が見通せず腹も座らず不安にも襲われるものなのだ、と振り返ることができる。言ってみれば、ほろ苦い思い出になっている。

朝から西に向かって再び走った。甲浦駅で道草を食ったあとは北川村付近まで一気に行く。詰まらない道だったというのがその時の記憶で、その後、何度も四国に渡るが室戸岬経由のルートはない。

北川村では、北川村温泉というところの宿に泊まった。一軒宿風で、小ぢんまりしていました。夕刻には少し早かったのですが、温泉に入って気に入ったこともあって宿の部屋もとって、午後はゆっくりくつろいだ記憶がある。しかし、そこのおばあちゃんが大変な情報を教えてくれた。台風が来ていて明日にでも四国全域で降り出すという。バイクも慌てて宿の建物の中に仕舞ってくれる。

一気に不安爆発となってゆく。と言いながらも、暢気に考えていたところもあるのだが……。

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明くる日、雨は高知市街を通り過ぎたころから強く降り始めた。

台風のなかを宿毛のMさんの奥さんの実家まで辿り着けたのは、あとから考えても幸運だったとしか言えない。多分、あれほど酷い嵐の中をバイクで走った愚かな人はこの世に多くはないだろう。

バイクを停止させるにもそれが出来ない状態で、気圧の低下でアイドリングが下がるのにも苦労しながら、強風のなかを宿毛市内まで走り続けた

そのころ、台風は足摺岬に上陸していた。それを見学しようと車で出掛けた今回の集合メンバーたちは強風で空中に浮いたというほどの体験をしている。

大雨や台風・強風のなかを無理して、えいやーっというような勢いで突入してはいけないし、台風情報は入念の調べて、過剰過ぎる安全策を取らねばならないという教訓であった。

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