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2013年6月10日 (月曜日)

ねこ

学校帰りの高校生が駅へ向かって歩いてくる。クラブが終わるか補習が終わる時刻に学校を出て、歩いて来る子もあれば自転車の子もある。その子たちの大方と、駅から歩いてくる私とがすれ違うときに、彼女たちは(彼らは)「こんにちは」と声をかけてくれる。
 
元気のいい子もいれば蚊の泣くようなか弱い声の子もいる。弱々しく掛ける子もいて、何か強制に似た感覚があるのかもしれない。気が進まないならいくらでもやめたり逃げ出したできるのに、それでも毎日声をかけてくれる。名前も学年もわからない。
 
そういえばこの道で毎日姿を見るうちに、おはようというようになって、そのうち学年も聞いて、クラブも聞いて知っていた子がいた。可愛らしい子だった。その頃中2だったから、今は高校生をしているだろうな。会いたくなってきたよ。
 
1人でいる子に声をかけてやると、バツが悪そうにしているけど、親しみのある眼差しでこっちを見る。挨拶くらいはすぐできるようになる。
 
砂女さんが出会ったのは、それは猫だったのではないだろうか。きっと猫の化身だったのだ。そんな気がして、ゾクゾクしてきた。

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