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2013年6月22日 (土曜日)

ツーリングマップル 花も嵐もⅡ その49

そもそも、歴史的にみても少し前の時代の旅人は、それほど贅沢にお金を使うわけではなかったのではないだろうか。食や宿に迷いもなくお金を注ぎ込むような贅沢な旅をする人もあっただろうが、それはやはり一部の人の間のことでゆとりのある暮らしができた資産に恵まれた人のすることであったろう。記念的な旅とか一生に一度の掛け替えのない旅など以外は、大勢の人々の旅はみな質素だったのではないかと思う。
 
だから、近代においても若者やひとり者の旅は、チップなども出せるゆとりなどはなく、まして、その土地土地の産業を潤わせるような贅沢はしない。旅好きの人は、ささやかな放浪である点において、今も昔も進化がないような気がする。
 
大沢温泉にて
 
湯治の温泉場に迷い込んだときはありがたかった。安く泊めていただけるのだから嬉しかったが、元来、病を治すために着ている人々からみれば、暢気な放浪のような旅人が宿に迷いこむのをどのように感じていたのだろうか。二三泊もすれば必ず救急車が来て誰かを運び出してゆく光景に出会うような湯治温泉である。ひとつの聖域のようなところだった。
 
私の貧しい旅は、あれもこれもと旅の手法を変えながら、私なり工夫をこらして続いた。ユースホステル、民宿、ビジネスホテル、野宿、そして湯治温泉などを繰り返しながら走り続けた。だが、ツーリングマップルという地図が完成度をグググとアップさせた時から、旅をしている自分の周囲の様子に変化が出てきたのを感じる。
 
その地図には情報が詰まっているのだ。ホテル、キャンプ場、見どころ、ご当地グルメ、温泉などを、今までは現地に行ってヒヤヒヤ・ドキドキ・ワクワクの状態で探したものが、この地図を手にするとセットメニューでご用意されているのだ。
 
確かにキャンプ場が簡単に見つかるのはありがたい。もしも見つからなければ駅で寝る、という覚悟も必要もなくなった。駅や公園で寝る行為を咎める社会的制約も一気に増えて、ますますツーリングマップルは有効な地図になって、誰もが持ち歩き、みんながそのスタイルで旅をし始めた。
 
そのことに気持ちの面で乗り遅れた、と言えようか。私の旅心が便利さに反発を感じたのだった。

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