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2013年4月22日 (月曜日)

なぜ温泉なのか 花も嵐もⅡ その41

1981年の10月31日、11月1日に諏訪湖YHと上田まほろばYHに泊まって、蓼科温泉郷や別所温泉につかり紅葉を楽しむという旅をした。
 
あの時の温泉が♨渋御殿湯温泉であったと、後になって私は回想している。
 
一緒に旅をした井上君がトイレに行っている間に女将さんが湯舟の説明をしてくれた。それを聞いてから私はトイレに行ったのだが、井上は私と行き違いに湯舟へと先に向かった。
 
湯舟には源泉27℃の湯舟と適温に温めた湯舟があるという說明を知らずに井上は源泉の浴槽につかていた。おいー冷たいぞ、というのでわたしが説明を伝えたのだが、彼は悲壮的な顔で湯舟から泣きそうな声を出していたのを思い出す。
 
温泉はぬるい湯を沸かしているところがいい。水で温度調節をしない本物の湯だからだ。
 
あの年に行った別所温泉も湧きっぱなしの温泉だった。初期の頃に出会った温泉が名泉だったことで運良く温泉の味わいや湯の愉しみ方を知ったのだった。
 
社会人になって新車を買って、乗鞍に飛び込みツーリングをしたときもそこに温泉があった。温泉は旅人である私の緊張した心を優しく緩めてくれた。
 
すぐには温泉にハマることはなかったが、旅には温泉がつきものとなり、その頃よく出かけた信州には数知れず名泉が湧き出ているので、公共の温泉を訪ねるのが楽しくなってくる。
 
安く入れて個性のある泉質を楽しめる。露天風呂などの景色も味わいながら、開放感のなかで様々な旅人たちと出会えた。
 
乗鞍高原や別所温泉、奥飛騨温泉郷、浅間温泉、奥飛騨温泉、野沢温泉、草津温泉などを拠点にして、連休の旅は信州へと向かう事が多かった。
 
あのころは信州の温泉を隈なく訪ねて歩きたいと夢見ながら、お気に入りの温泉をリピーターしながら走り回った。
 
信州の温泉は私の温泉ツーリングの原点であるともいえようか。

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