« 待ち遠しいものいくつもありまして 2月下旬号 | トップページ | うそ »

2013年3月 1日 (金曜日)

あの夜は垂氷の道を手をひかれ 砂女

あの夜は垂氷の道を手をひかれ 砂女

言葉は自由に旅をすることができる。

垂氷などもう30年以上もじっと見つめたことなどないのだが、子どもの頃、近所のどこぞで悪さをして遊んでいるときに、氷であるとか霜柱であるとかを見つけたときの感動を思い出す。

そんな出来事があの夜に起こっていたのだろう。あの夜とは計り知れぬほどに悲しいものなのか、逃げようもなく恐ろしいものであったのか。母の手を引かれ、どこかに逃げる夜道であったのかもしれない。

そんなドラマさえ今どきの人には想像もできず面白みもない物語にしかならないのに、冷たく吹きすさぶ風が滴る鼻水をも凍らせるほどの夜に、大きな瞳だけがギラギラと輝き暗い夜道を見つめている。

目が光っているのだ。その眼差しが浮かんでくる。

« 待ち遠しいものいくつもありまして 2月下旬号 | トップページ | うそ »

【随想帖 I】」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46088/56869275

この記事へのトラックバック一覧です: あの夜は垂氷の道を手をひかれ 砂女 :

« 待ち遠しいものいくつもありまして 2月下旬号 | トップページ | うそ »

写真日記(平成28年版)

  • 越乃寒梅
    平成28年の
    日々の写真に
    コメントを
    綴ります

写真日記(平成27年版)

  • 伊達巻
    平成27年の
    日々の写真に
    コメントを
    綴ります

京都日記(平成27年春篇)

  • 焼き鳥
    京都日記
    平成27年版の
    春の日記です

京都日記(平成27年7月篇)

  • 鱧のお弁当
    京都日記
    平成27年7月篇

京都日記(平成27年11月)

  • 渡月橋
    京都日記
    平成27年11月篇

日々是好日写真記

  • ハーモニカ
    860枚 平成18年から平成26年まで(写真日記)
2018年8月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
フォト
無料ブログはココログ