« つぶやく十七音 のおと (号外) | トップページ | ブリのお刺身 »

2012年10月28日 (日曜日)

ほんとうは、何かを待っているのだ

冬の寒さがじわりじわりとやってくる。

満ち潮が波打ち際の人たちに気づかれないように
ザザ、ザザとくるのとは少し違う。

キツネやタヌキが人間を騙す手口のように、
明日には昨日を忘れさせて、
のほほんとしている私たちを欺くのに似ているのかもしれない。

わかっているのに騙されて、
冬になればこんどは温かい春を待つ。

春になると夏を恋しがり、
秋が本当は好きなのだと嘯く。

恋人に好きだというのも
30年以上も一緒に住むうちの人に、
無言の眼差しを向けるのも

まだ何か
もうひとつ何か
驚くものを待っている
……のかもしれない。


あさやけを一番列車がくる季節

満月を大吟醸と待っている

あさやけ…の作品は、年末の寒い朝に書いたのだと記憶します。
霜が一面に広がる枯野の向こうの地平線から朝日が昇ろうとしてた。

大吟醸…の作品は、中秋の名月が過ぎてしばらく過ぎた頃、
人恋しい秋の夜の切ないお話です。
ほんとうは、大吟醸なんて飲んだことないです。

« つぶやく十七音 のおと (号外) | トップページ | ブリのお刺身 »

【随想帖 I】」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46088/55989420

この記事へのトラックバック一覧です: ほんとうは、何かを待っているのだ:

« つぶやく十七音 のおと (号外) | トップページ | ブリのお刺身 »

M's Zoom

  • ゆうちゃん
    M's Days フォト

写真日記(平成28年版)

  • 越乃寒梅
    平成28年の
    日々の写真に
    コメントを
    綴ります

京都日記(平成27年11月)

  • 渡月橋
    京都日記
    平成27年11月篇

京都日記(平成27年7月篇)

  • 鱧のお弁当
    京都日記
    平成27年7月篇

京都日記(平成27年春篇)

  • 焼き鳥
    京都日記
    平成27年版の
    春の日記です

写真日記(平成27年版)

  • 伊達巻
    平成27年の
    日々の写真に
    コメントを
    綴ります

日々是好日写真記

  • ハーモニカ
    860枚 平成18年から平成26年まで(写真日記)

Walk Don't Run

  • ユース宿泊スタンプ帳
    忘却をおそれず
    記憶を記録として
    遺そうと思う
フォト

BIKEs

  • 平成24年(2012年)最後の春(閏日)のKLE
    かつて
    バイク・ツーリスト
    だったころ
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
2018年6月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ