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2012年10月16日 (火曜日)

戸隠へ  花も嵐もⅡ その25

信州には戸隠というそば処があります。

あそこへ東海地方から日帰りで走るには、それなりに根性が必要です。中山道を北上して松本市あたりまで行っても、そこから長野市方面が遠い。

実際に80年代のころの道路は、現在とは比較にならないほど昔ながらのものでした。ですが、若さとは凄いもので、安曇野から鬼無里を抜けて戸隠まで行って帰ってくるのだから凄い。若者は燃えているのでしょう。

名古屋周辺を拠点とするネットの仲間と日帰りで行きました。私よりも歳上の人も多かったから、驚くほど中年ライダー揃いでした。

戸隠の蕎麦がどれほどまでに旨かったのか、私に語れる才能はないですけど、学生時代に戸隠登山のために麓に入って、4日間雨が降り続いて戸隠中社の 付近で張ったテントの中で晴れるのを待ったことがありました。それ以来の戸隠でした。

早起きした。
走った。
蕎麦食った。
このホップステップジャンプが大事だったんだなと思います。

このころからツーリングが変わり始めたのでしょうか。富山県の利賀村に蕎麦を食べに行き、長野県の戸隠に蕎麦を食べに行く。
だんだんと「蕎麦ツー」というものが楽しくなってゆきます。
美味しいものを食べなければバイクで出かける意味がない。
そこまで思うようになりました。

バイクは走り回るためのものではない。
私に食べる喜びを誘う(いざな)うものだ。

走ることから一歩飛び出した私は、のちに、食べるもの以外に愉しみを求めるようになってゆきます。

カラダを解きほぐしてくれる湯舟というものに出会い、
また、野宿をして満天の星も見上げるようになり、
多くの人とも巡り会う。
旅というものは、ストイックな状況で生まれるものであり、無限の未知があるから走るのだと気づきます。

旅先の限りない感動を求めて、筋書きのない、想像のできないところに向かって走り始める。その先を夢に描くための手段は、現代のようにネットなどにあふれている情報ではなく、たった1枚の地図だった。夢とはそういうもので描くものだと感じ始めていたのでした。

旅が無限に拡散し始めます。

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