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2012年10月 9日 (火曜日)

おまえなんか夕焼けと一緒に燃えてしまえ - 10月上旬篇

10月2日

▼ねこに一歩、近づいて、ねこになる

朝のうちはこんなことを言いながらの出勤だったが
3日のお昼に大腸カメラの検査をするので
夜は静かに眠りたかったのだろう。

▼月がきれい。見上げるふりして吠えてみる
▼一目みてたちまちのうちに指切った
▼静か過ぎて貴方に好きだと言い出せない

月は何処かに
貴方は遠くの人に

寂しいにだろう。
きっと、思いを寄せていた人が
遠くに離れて行ってしまうのを悔やんでいるのだ。

▼月が高くて寝所まで差し込まないので

冬の月は高いからね。寝所までは届かない。
それが、また風情なのか。

10月3日

▼ぎんなんは大人の香りと言った人
▼母校への銀杏並木や三十年

銀杏並木を見ると悲しくなる。
黄色が嫌いなのではなく
あの黄色い葉が木枯らしに揺られて舞うのを
やがて冬が来て舞うのを
私は見たくないのかもしれない。

▼あの人と銀杏並木を歩いたことはなかった

私はある日の出来事を思い出しているのかもしれない。

あの坂を登ったところのイチョウも色づいただろうか。
富士見坂を越えて神社の方に曲がる角のレンガという喫茶店の前で
僕たちは4年ぶりに偶然の再会をしたのだった。

神田川にあの頃の面影はないな。
その昔の面影を辿って書きかけのストーリーを書き続けて行きたい。

▼夕暮れが待ち遠しいの、淋しくても
▼夕焼けや電車丸ごと惹きつけて

夕暮れというのは特別な匂いがする。
路地を歩いてもサンマの匂いやすき焼きの匂いがする。
激しくニンニクを炒めた極上の中華の匂いがすることもある。

夕焼けを見上げながら
あの山を幾つも越えたところにいるある人に会いに行きたいなと思う。

▼路地裏を曲がればおでんの予感する
▼味ご飯未だ引き継がず八十歳

とにかく、
秋は哀しいのだ。

10月4日


▼主翼灯、遠い夜空の恋煩い
▼夕焼けが誘ってくれる恋模様
▼おまえなんか夕焼けと一緒に燃えてしまえ

そういう訳で
夕暮れが私を苛む日が続く。

▼ふと鏡で見た自分カッコいいかも

たまには自分を褒めてみる。でもね、なんだか。

10月5日

▼どうして月を見ていると一人の人が恋しくなってくるのかという疑問

あの人の顔がまんまるで月みたいだったから
いいえ
色白で透き通るようだったから。

まあ、いいんだ、どうでも。
月を見てると哀しいというより、悔しくなってくる。

10月7日

▼この季節、ひれ酒夕べ飲みました
▼約束よ、指は切っても秋の空
▼新米で誕生祝う寒露かな

さて、
酒は一人で飲むがよろしい。

旨さが染み通るのを味わうのだ。

この次の満月で乾杯しよう。

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